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SPACの株価と資産価値が10%以上乖離―ヘッジファンドの換金売りで株価が大幅下落

米株式市場に上場している特別目的買収会社(SPAC)の株価が大幅に下落し、SPAC自体が保有する資産の価値を大幅に下回っている。【6日 ダウ・ジョーンズ】
SPACの主な買い手だったヘッジファンドは、金融危機で運用リターンが悪化し、投資家からの資金償還(解約)請求が殺到している。そのため、資金調達に迫られたファンドが、保有するSPAC株を安値で売却していることがSPAC株下落の要因となっている。SPACは、IPO(新規株式公開)によって一般投資家から小口資金を調達し企業買収に充てる特別目的会社。通常は、特定の買収計画がないまま上場して買収資金を調達し、買収対象企業の株価が低下したときに、機動的に買収に乗り出す。SPACは事業実体がないため「白紙小切手会社」とも言われる。SPACは、調達した資金を一時的に信託勘定に移し米国債などで運用しているが、現在の株価は、信託勘定の価値に対し、平均で10%以上もディスカウントの状態になっているという。SPAC専門の調査会社「SPACAnalytics.com」のニール・ダニクス(Neil Danics)社長によると、金融危機が起こる前のSPACのディスカウント率は通常、現在の約半分にあたる4-5%だったという。SPACが提案する買収案件に対して、投資家は株主総会で賛否を投じることが出来る。一定期間を経ても買収が成立しなければ、資金の大半は投資家に返還される。そのため、現在の割安な価格でSPAC株を取得して買収が成立しなければ、米国債を上回る高い利回りが得られることを意味する。しかし、SPACの発行を引き受けている投資銀行のレジェンド・マーチャント・グループ(Legend Merchant Group)は、ヘッジファンドによるSPAC売却がここ2-3週間、ピークに達しているものの、SPACの株価と信託勘定の清算価値とのスプレッドはタイト化し始めていると指摘している。


Dow Jones
06 Nov 2008 14:05 GMT =
DJ GOING PUBLIC: SPAC Shares Steeply Discounted Off Trusts

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