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米調査会社グリーンウィッチのヘッジファンド・インデックス、10月はマイナス5%

米調査会社グリーンウィッチが発表した10月のヘッジファンド・インデックスは、総合指数がマイナス5.06%となり、ベンチマークとなる主要な株価指数の大幅悪化に比べると、下げ幅は低かった。
グリーンウィッチ・オルタナティブ・インベストメンツ(Greenwich Alternative Investments)は10日、ヘッジファンド業界の総合指標となる「Greenwich Global Hedge Fund Index」(GGHFI)と、投資可能なタイプのインデックス「Greenwich Composite Investable Index」(GI2)の10月の速報値を発表した。それによると、GGHFIは10月がマイナス5.06%、年初来でマイナス14.29%となった。また、GGHFI構成ファンドの36%がプラスのリターンを記録した。GGHFIは最も古いヘッジファンド指数の1つで、確定値は今月中旬に発表される見込み。GI2は10月がマイナス8.53%、年初来でマイナス16.60%となった。GI2は、ファンド計46本から構成された投資可能型インデックスで、半月に一度算出される。一方、ベンチマークである主要株式指数のリターンは大きく低下している。S&P500は、10月が16.79%で年初来はマイナス32.84%、MSCI世界株式指数は、10月がマイナス19.05%で年初来はマイナス39.75%、FTSE100は、10月がマイナス10.71%で年初来はマイナス32.21%となっている。10月のパフォーマンスを戦略別でみると、株式ロング・ショートは主要株価指数を上回ったものの、マイナス7.88%。また、グロース型とバリュー型もリターンを確保できる投資先を見つけられず、それぞれマイナス10.42%、マイナス8.91%となった。一方、ショート戦略はプラス11.06%と、今年最高の月次リターンを達成し、年初来でもプラス25.60%と全サブ戦略の中でも最も高いパフォーマンスとなっている。一方、マーケット・ニュートラル戦略は、買い手不在で流動性が低下しているクレジット市場の影響を受けて、マイナス4.59%と依然悪化が続いている。転換社債アービトラージ戦略は、資金償還や強制決済の増大の影響でマイナス19.96%となり、月次リターンとしては今年一番のマイナス幅となった。4つの主要戦略グループの中で、唯一、リターンがプラスとなったのはディレクショナル戦略で、9月のプラス0.51%に続いて10月もプラス4.88%となり、2ヶ月連続でプラス・リターンを達成。中でも、フューチャーズ戦略はプラス6.61%と堅調を維持した。マクロはマイナス0.30%だった。逆に最も低迷した戦略グループは専門戦略(Specialty Strategy)で、マイナス10.58%だった。中でも、新興市場国戦略は株式指標の急落でマイナス15.19%と、過去最悪の結果となり、同戦略グループの足を大きく引っ張った。同社のマーガレット・ギルバート(Margaret Gilbert)専務は、「ヘッジファンド業界は9月に市場の影響を大きく受けたが、10月もその影響が続き、ヘッジファンド業界にとって打撃を与えた。株式ロング・ショートは特にリターンの落ち込みが大きかったが、それ以外でもイベント・ドリブンや流動性の低い転換社債のアービトラージが、資金償還や強制決済に押されてマイナスのリターンとなった」と分析している。

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