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英私的年金基金の運用先、ヘッジファンド投資の増加傾向続く

英国の私的年金基金の全国組織であるNAPF(英国年金基金連合)が11日発表した資産運用に関する年次調査によると、年金基金は資産運用対象を株式から債券など、他の資産クラスへ引き続きシフトしていることが明らかになった。
今年は年金の運用資産における国内外株式への投資比率が49.9%と、2006年の59.7%から減少が続いている。また、国内株式への投資は、28.2%(2006年)から21.1%に低下している。一方、債券への投資比率は27.7%(2006年)から31.2%に上昇している。NAPFの投資・ガバナンス担当アドバイザーのデービッド・マッコート(David McCourt)氏は、「英国の年金団体は引き続き、リスク回避のために資産運用の多様化を進めている。今後も市場の乱高下が続けば、この傾向は来年まで続くだろう」と話している。調査結果の主なポイントは以下の通り。
・全体の23%がLDI(年金債務をベンチマークとして、それに対する超過リターンを追及する資産運用)戦略に基づいた資産運用を実施中している。41%がLDIでの運用を検討中。・同調査に回答した全体の半数は株式ポートフォリオを削減、反対に拡大したのはわずか3%だった。しかし、全体の92%は国内株式への投資は引き続き行うとしている。同調査は今年6月30日-7月31日に実施され、NAPF加盟の327団体から回答があった。回答の大半(294団体)は、確定給付型年金基金(4,540億ポンド)と確定拠出型年金基金(95億ポンド)を運用している。それぞれの年金加入者数は710万人と65万人。NAPFは約1,500万人の年金加入者数を抱える私的年金基金の全国組織で、総資産規模は8,000億ポンドとなっている。≪資産クラス別、2008年の投資比率≫
・国内株式:21.1%(2007年25.0%、2006年28.2%)
・外国株式:28.8%(2007年29.9%、2006年31.5%)
・債券(国内外の国債、社債、CDOなど):31.2%(2007年29.4%、2006年27.7%)
・プライベートエクイティやベンチャーキャピタル:2.5%(2007年1.7%、2006年1.7%)
・不動産:7.0%(2007年7.3%、2006年7.0%)
・ヘッジファンド:1.9%(2007年1.2%、2006年1.0%)

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