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ヘッジファンドの元CCO、不正取引告発が引き金となった解雇を巡りCEOを提訴

上司の不正取引を指摘して不当解雇されたと主張するヘッジファンド運用会社の元CCO(最高コンプライアンス責任者)が11日、上司を相手取って訴訟を起こしたと、ニューヨーク・ポストを始めとして複数のメディアが報じている。
報道によると、米ヘッジファンド運用会社ペコニック・パートナーズ(Peconic Partners)の元CCO、ジョセフ・サリバン(Joseph Sullivan)氏は、元上司であるウィリアム・ハーニッシュ(William Harnisch)CEOに対して不正取引を指摘したため、不当に解雇されたと主張している。訴状においてサリバン氏は、ハーニッシュCEOに対して、肥料最大手米ポタシュの株式を巡って「フロント・ランニング」を行なったと指摘したという。「フロント・ランニング」とは、顧客の取引を成立させる前に、自らが保有する同一銘柄の売買を先に行うことで利益を得ようとする違法行為。サリバン氏によると、ハーニッシュCEOは9月30日、自分が保有するポタッシュ株60万株を1株130ドルで売却した。ペコニックはその数日後、顧客が保有する同株およそ100万ドル相当を1株90ドルで売却したという。ポタシュ株は、過去1年間における最高値は241.62ドルだが、先月に株価が半分以下にまで下落。12日は69.65ドルの終値で引けている。サリバン氏の弁護士はこの件に関して、すでに米当局の証券取引委員会(SEC)に報告したと話している。一方、訴えられたハーニッシュCEOは、ニューヨーク・ポストの取材に対して、サリバン氏の訴えはばかげているといい、また同氏に対しては、解雇されて恨んでいるのだろうと語った。ニューヨークを拠点とするペコニックは、運用資産15億ドル規模のヘッジファンド運用会社で、世界銀行やレッグ・メイソン(Legg Mason)とも取引しているという。

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