トップ >  ソロス氏ら著名投資家5氏、米下院でヘッジファンドへの批判に対して弁明



ソロス氏ら著名投資家5氏、米下院でヘッジファンドへの批判に対して弁明

ジョージ・ソロス氏を含む著名ヘッジファンド・マネージャーは13日、米下院委員会に出席し議会証言を行った。出席した5氏の昨年の平均報酬は10億ドルとなっている。【13日 ダウ・ジョーンズ】
米下院の監視・政府改革委員会が開催した公聴会の冒頭にあたって、ワックスマン(Henry Waxman)委員長は「ヘッジファンドは現在、事実上規制を受けていない。金融当局は、ヘッジファンドの総数や運用規模さえ把握していない」と指摘した。一方、公聴会に呼ばれたヘッジファンド・マネージャーの5氏の多くは、現在の金融危機の原因はヘッジファンドではないと語った。ヘッジファンドに対する過剰な規制は、金融システム全体にとって不利益であるという見解も出された。ルネサンス・テクノロジーズ(Renaissance Technologies)のジェームズ・シモンズ会長は、金融当局が投資銀行やCDSに対する規制を怠ってきたことが問題だと主張。また同氏は、格付け会社が、不透明な金融商品に対して高い格付けを与えたこともバブルを誘発したと批判した。シタデル(Citadel Investment Group)のケン・グリフィンCEOは、ヘッジファンドは主要取引先である銀行が当局の監督下で厳しく規制されているため、すでに間接的な規制を受けていると主張した。著名投資家のジョージ・ソロス氏は、規制されていない大規模なCDS市場が存続していることが金融システム全体のリスクを大きく増長していると指摘した。その上で同氏は、新たな金融商品の認可には審査を実施することを求め、「金融工学」に基づく現在の金融システム全般を規制することがオバマ政権において最優先で取り組むべき課題だと発言した。ハービンジャー(Harbinger Capital Partners)のシニア・パートナー、フィリップ・ファルコン氏は、ヘッジファンドの情報開示の推進、またCDSなどデリバティブ取引における公的なクリアリング・ハウス(清算機関)を創設することに対して支持を表明した。クリアリング・ハウスの設置に関しては、シタデルのグリフィン氏も同意している。他方、議員側からは、ヘッジファンドを批判する意見が相次いだ。以前ヘッジファンドに米証券取引委員会(SEC)への登録を義務づける規制を立法に導いたチャールズ・グラスリー共和党議員は、同規制を再度導入すべきだと主張した。これに加えてソロス氏は、現在広く支持されている「市場は常に均衡状態に戻る。不均衡は偶発的な外部要因によってもたらされる」との市場理論は、ここ数ヶ月間の出来事によって崩されたとする見方を披露した。現在の危機は外部からの圧力によってもたらされたものではなく、金融システム自体に由来するものだとソロス氏は説明。放任状態を良しとする自由市場資本主義と規制撤廃を正当化するために、この不完全な市場理論が利用されてきたと指摘した。


Dow Jones
13 Nov 2008 20:09 GMT =
DJ 2nd UPDATE: Hedge Funds Defend Industry At US House Hearing

ソロス氏ら著名投資家5氏、米下院でヘッジファンドへの批判に対して弁明に関連する記事

2008年11月の記事一覧です。

年月別ヘッジファンド情報

紹介したくなる不動産投資会社

おすすめ:不動産投資で、友人に紹介できる企業とは 自分の友人・知人に誰かを紹介する、ということはある意味で大きなリスクを伴います。紹介し・・・

住まいづくりのベストパートナー

おすすめ:研ぎ澄まされた「日本の邸宅」がここに。 “Klass Design”  理想の住まい、そして快適な暮らしを手にするためには、自分にとっての最適な伴走者(パー・・・

年収41億円の女性トレーダー

おすすめ:年収41億円、世界有数の女性トレーダー 米経済誌フォーブスは昨年2011年のヘッジファンドマネージャーの報酬ランキング上位40・・・

簡単登録でメルマガ配信。YUCASEE MEDIAメルマガ登録で限定プレゼントへの応募も!

RSS情報 RSS feed


フォローする Twitterでフォローする


他社リリース情報

YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)とは