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第3四半期、ヘッジファンドの株式売却加速―第4四半期に入っても止まらず

ヘッジファンドが第3四半期(7-9月期)に保有株式を大量に売却していたことが、SECへの報告によって裏付けられた。【17日 ダウ・ジョーンズ】
ヘッジファンドを含め、1億ドル以上の株式運用資産を保有する機関投資家は、各四半期終了後45日以内に、米証券取引委員会(SEC)に保有株式の明細に関する書類(フォーム13F)を届け出ることが義務付けられている。多くのヘッジファンドは第3四半期、株式相場の下落に歯止めのかからない中で保有株式を大量に売却していたことが判明した。運用の悪化、株式市場の先行き不透明感、投資家からの償還請求が拍車をかけたとみられる。第4四半期に入っても、ヘッジファンドの株式売却は続いている。SECへの報告(フォーム13F)によって大量の株式売却が判明したファンドの1つが、ティモシー・バラケット氏率いるアティカス(Atticus Capital)だ。6月末日時点で保有銘柄数が62、時価総額が82億ドルであったのに対し、9月末日時点では保有銘柄数が21、時価総額が5.1億ドルと激減している。かつて多くの利益を上げたマスターカードやビザの株式も、全ての保有高を処分している。シモンズ氏が率いるクオンツ戦略ヘッジファンドのルネサンス・テクノロジーズは、9月末時点で6月末から保有銘柄数が61、時価総額が70億ドル減少したという。ハービンジャー(Harbinger Capital Partners)は、6月末日時点での保有銘柄数が38、時価総額が94億ドルであったのに対し、9月末日時点では34銘柄、48億ドルまで減少した。今夏のコモディティ相場での損失に加えて、レバレッジを解消したことが大きく響いている。関係筋が9月初旬にダウ・ジョーンズに明らかにしたところによると、ハービンジャーは現在、基本的にレバレッジを利用していないという。13Fに関して注意する必要があるのは、13Fは必ずしもヘッジファンドのポートフォリオ全体を表わしているわけではない点だ。SECは13Fで、ヘッジファンド運用会社に対して、株式でのポジションやプット及びコール・オプションに関しては報告を義務付けている。しかし、現金保有はもちろんのこと、債券、プライベート・エクイティ(PE)、CDS、そして空売りに関しては対象としていない。それでも13Fは、大手ヘッジファンドの資金がどこに移動したか、またヘッジファンドが保有株式をどの程度処分したのかをある程度把握できる点で有益な情報源となっている。第4四半期に入って、11月15日に償還請求の締め切りの山場を迎えたが、年内は償還の対応に追われるヘッジファンドが多いとみられる。現在の株価急落も、ヘッジファンドがすでに株式売却を進めている証拠だともいえる。


Dow Jones
17 Nov 2008 20:10 GMT =
DJ UPDATE:Hedge Funds' 3Q Sales Didn't Shield Them From 4Q Fall

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