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ヘッジファンド業界、年末に向けてさらに資金調達難となる見通し―投げ売り加速か

今年の年末はヘッジファンドの資金繰りが例年以上に悪化する見通しで、株式市場での投売りが加速する可能性がある。【19日 ダウ・ジョーンズ】
貸し手である銀行は一般的に、年末が近づくと「お化粧(決算対策)」の一環として貸し渋る傾向がある。特に今年は、ヘッジファンドに融資する大手投資銀行のリーマン・ブラザーズとベア・スターンズの2社が姿を消したことも大きく影響している。生き残ったその他大手投資銀行もレバレッジを解消して現金確保を優先しているため、ヘッジファンドにとってはいっそう厳しい状況となっている。米資産運用大手アライアンス・バーンスタイン(Alliance Bernstein)は19日に発表した調査レポートの中で、「年末に向けて融資条件が厳しくなる傾向があるため、年末前にいっそうの強制売却が起こる可能性が高い」と分析している。ヘッジファンドに対する貸し渋りと融資条件の厳格化により、今秋に相場の急落を引き起こしたヘッジファンドによる投げ売りが、資産クラスを問わず、今後さらに拡大する可能性が高いという。すでにヘッジファンドは今後の償還請求に備えて資金の確保などの対応に迫られている。年末までに償還を希望する場合の請求期限が11月中に集中しているため、今後いっそうの投げ売りが起こるとみられている。年末が近づくにつれて、決算を控えた銀行はBIS規制対策として自己資本比率を引き上げようとするため、貸し出しを縮小する傾向がある。主要な貸し手である大手商業銀行の多くは今年、巨額の損失を計上して財務状況が厳しくなっており、ヘッジファンドに資金を供給できなくなっている。また大手投資銀行のゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーも銀行持ち株会社への移行を行っている最中であり、自己資本規制を遵守するためにレバレッジの解消を余儀なくされている。アライアンス・バーンスタインによると、昨年末はリーマンとベア・スターンズが全体の約40%に当たる3,850億ドルを融資していたという。アライアンス・バーンスタインは「年末は毎年、資金調達コストがかさみ、流動性不足に陥るが、1月1日になれば局面はがらりと変わる。今年の年末は例年より厳しいと予想されるが、新年を迎えれば状況はすぐに好転するだろう」と指摘している。


Dow Jones
19 Nov 2008 17:21 GMT =
DJ Hedge Funds May Sell At Year End As Banks Skimp On Lending

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