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ヘッジファンド業界の10月の資金償還額、月間で過去最大の400億ドル―米HFR調査

投資家への資金償還が10月はヘッジファンド業界全体で400億ドルに達していたことが、米調査会社ヘッジファンド・リサーチ(HFR)の調査で明らかになった。【20日 ダウ・ジョーンズ】
ヘッジファンド業界は、第3四半期に2,100億ドルの資産減少に見舞われていた。10月は、運用による損失の1,150億ドルとあわせて総資産残高が1,550億ドル減少し、月間では過去最大となる下げ幅を記録した。また、調査会社トリムタブスは、10月の償還額を450億ドルと推定している。今年に入ってヘッジファンド業界が大幅な損失に直面する中、すでにいくつものファンドが閉鎖に追い込まれている。トンティン・アソシエイツ(Tontine Associates)やオスプライ・マネジメント(Ospraie Management)といった著名ヘッジファンド運用会社も傘下のファンドを閉鎖している。投資顧問会社ラーチ・レーン・アドバイザーズ(Larch Lane Advisors)のマーク・ジュリッシュ氏は、ヘッジファンドの本数は2009年末までに半減する可能性があると予想しており、その主な要因として償還請求を挙げている。多くのヘッジファンドでは、年末の償還に対する請求の期限が11月15日、または26日か30日に設定されているため、資金償還はさらに拍車がかかるという見方もある。11月に入ってベンチマークであるS&P500種株価指数がすでに15%以上下落していることもあり、少なくとも一部ヘッジファンドが、さらに保有株の投げ売りに迫られるとみられている。HFRによると、ヘッジファンド業界の資産残高は6月末時点で1.93兆ドルであったが、10月末時点には1.56兆ドルまで縮小した。ジュリッシュ氏は、1兆ドルまで縮小する可能性も排除できないとしている。償還請求の増大や資金繰りの悪化を背景としたヘッジファンドのポジション解消は、株価下落の主因の一つだと指摘されている。この株価下落は、償還請求の多寡を問わず、ファンドのパフォーマンスに著しい悪影響を与えている。HFRのヘッジファンド総合指数は10月にマイナス6%を記録。10月まで年初来パフォーマンスはマイナス16%だが、下落率の4分の3は直近2ヶ月における損失だという。HFRによると、株式ヘッジファンドは年初来で平均23%強のマイナスとなっている。戦略別では10月の資金償還は、主要4戦略―株式戦略、イベントドリブン、レラティブ・バリュー、マクロ―全般でみられた。マクロ戦略は10月に110億ドルの資金流出に見舞われたものの、パフォーマンスは年初来でプラス4%を維持している。ファンド・オブ・ヘッジファンズ(FoHF)は、資金償還が220億ドルに達しており、年初来のパフォーマンスはマイナス18.5%となっている。


Dow Jones
20 Nov 2008 17:15 GMT =
DJ UPDATE: Investors Pulled $40B From Hedge Funds In October

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