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米ヘッジファンドD.E.ショウの元顧問サマーズ氏、オバマ新政権のNEC委員長に

クリントン政権当時、財務長官だったローレンス・サマーズ氏がオバマ次期大統領の下で、国家経済会議(NEC)の次期委員長に就任することが決まった。サマーズ氏は、2006年からニューヨークに本社を構える世界最大級のヘッジファンド運用会社D.E.ショウの非常勤顧問を務めていた。【24日 ウォールストリート・ジャーナル】
サマーズ(Lawrence Summers)氏はD.E.ショウの顧問に就任するまで、ハーバード大学にて学長を務めていた。関係者によると、サマーズ氏は現場のトレーディングには関与していなかったが、週1回、D.E.ショウの幹部にマクロ経済の動きについてアドバイスをしていたという。サマーズ氏は顧問を辞任するもよう。D.E.ショウは、もともとニューヨークのコロンビア大学でコンピューター・サイエンスを教えていたデビッド・ショウ氏(David Shaw)が創業したヘッジファンドだ。ショウ氏は大学を離れた後、モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)でトレーダーとして活躍するが、1988年にモルガンを退社し、コンピューターを使った数学的モデル(クオンツ)に基づいて運用するD.E.ショウを設立している。会社設立当初は、小さなオフィスとわずか2,800万ドルのシードマネーでスタートしたが、現在では米国はもとより欧州、アジアに拠点を構えており、スタッフの数も約1,600人の大所帯になっている。ショウ氏は古くからワシントンの政界に顔が聞くことで知られる。1994年にクリントン政権当時、大統領諮問委員会のコンピューター・テクノロジー担当の委員に任命されている。その関係で、同氏は現在も科学や医学の研究分野において、国に助成金の拡大を求めるロビー活動を行っている。ショウ氏は、現在は現場のファンドの運営には直接関係しておらず、その代わり、6人で構成する取締役会が日々のトレードに関する意思決定を行っている。一方、運用会社としてのD.E.ショウはその後、再保険や不動産、プライベート・エクイティなどに資産の運用対象を拡大している。金融危機に見舞われた昨年8月には一時巨額の損失を抱えたが、同年後半にはその損失の大半を取り戻している。D.E.ショウは、今年9月に破産した米証券大手リーマン・ブラザーズ(Lehman Brothers)の欧州プライム・ブローカー部門に口座を保有していたため、凍結された資産の返還を求めている。他方、今年初めには、サブプライム住宅ローンなどのディストレスト資産投資を専門に行うファンドを発足させるなど新たな展開を見せている。


Dow Jones
24 Nov 2008 02:14 GMT
WSJ(11/24) UPDATE: Summers Offers Advice To Hedge Fund

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