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金融危機経過後のヘッジファンド業界、事業基盤は安定化―調査

現在の金融危機を経た後、縮小したヘッジファンド業界の基盤は底堅いものとなり、長期投資家に有利な状況が訪れるとする調査結果が発表された。【24日 ダウ・ジョーンズ】
ヘッジファンド業界では現在、株式相場の急落とレバレッジの解消が引き金となって投資家の解約請求が殺到している。そのためヘッジファンドの多数が、閉鎖に追い込まれるか、少なくとも運営体制の見直しを迫られている。昨年大きなリターンを稼いだ英RABキャピタルは先週、傘下ファンド35本中12本を閉鎖した。他の傘下ファンドにおいてはすでに、手数料の引き下げと引き換えにロックアップ期間を設定する対策を講じている。RABの運用資産額は、昨年末の72.4億ドルから今年末には20億ドルに減少する見通しだという。しかし、業界全体では激しく落ち込んでいるにもかかわらず、専門家は、優良なヘッジファンドは必ずこの危機を乗り切り、新たな投資機会に対して以前よりも有利な位置を確保するだろうと予想している。今回の調査を行った米コンサルティング大手ワトソン・ワイアット(Watson Wyatt)は「優良なヘッジファンドは、現在の市場混乱、当局の規制強化、そしてレバレッジの解消といった変化を乗り越えて利益を上げるだろう」との見解を示している。また、長期的な運用を行なっている投資家は、手数料の引き下げにより恩恵を受けると同社は指摘。多くのヘッジファンド運用会社はすでに、業界標準である成功報酬20%、そして管理手数料0.25-2%に関して、条件の見直しを図っている。こうした動きは投資家からの解約請求が過去最大規模となっていることへの緊急措置だが、ワトソン・ワイアットは今回の変更が今後定着すると見通しを示している。同社の運用会社調査部門の責任者、クレイグ・ ベイカー氏は「能力の高い運用会社が相当の報酬を受け取ることには異論はないが、業界全体としては依然として手数料が高すぎる。現在のようにリターンの低い状況においてはなおさらだ」と語った。「当社はこれまで何年にも渡って、こうした状況の是正に取り組み、より適正な手数料を運用会社側に求めてきたが、現在のような市場環境になって初めて大きな進展がみられた」と同氏はつけ加えた。


Dow Jones
24 Nov 2008 12:52 GMT =
DJ UPDATE: Hedge Funds To Emerge Stronger After Indus Shakeout

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