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米ニュージャージー州年金基金、ヘッジファンド3社への不明朗な追加投資で批判浴びる

米ニュージャージー州年金基金が、ブラックロックなど大手資産運用3社への追加投資を円滑に進めるため、法制度の抜け穴を利用していたのではないかという疑惑が表面化、州議会で問題になっている。【25日 ウォールストリート・ジャーナル】
同年金基金の投資部門責任者ウィリアム・クラーク(William Clark)氏は24日、先月、ブラックロック(BlackRock)とキャニオン・キャピタル・アドバイザーズ(Canyon Capital Advisors)、ゴールデンツリー・アセット・マネジメント(GoldenTree Asset Management)の3社が運用するヘッジファンドがプライム・ブローカーからの追加保証金の支払いに直面していたことから、これら3社への追加投資を行ったことを明らかにしている。ニュージャージー州議会は、同年金基金が行ったヘッジファンドへの追加投資に関して、その判断とプロセスが不適切だったのではないかと疑念を抱いている。5,000万ドルを超える追加投資の決定をするには、年金基金は投資運用委員会への説明責任を果たさなければならない法律上の規定がある。しかし、今回3社への追加投資は、この規制値を僅かに下回る4,950万ドルだった。クラーク氏は24日に開かれたニュージャージー州議会の公聴会で、これらのヘッジファンドに迅速に資金を提供する必要があったとして、不適切なことは一切なかったと主張した。また、同氏はヘッジファンドへの投資は月1回の定例の投資運用委員会で情報が公開されていると指摘している。ニュージャージー州の場合、他の州の年金基金に比べてかなり積極的にヘッジファンドに投資を行っている。2002年に元ヘッジファンドのゼネラル・パートナーだったオーリン・クラマ―(Orin Kramer)氏が投資運用委員会の委員長に就任して以来、ヘッジファンドへの積極的な投資が始まった。当時の同州年金基金のポートフォリオの約3分の2は株式で運用されており、ヘッジファンドへの投資はゼロだった。しかし今年6月末には、運用資産額780億ドルのうち4.2%がヘッジファンドへの投資となっている。ブラックロックへの追加投資について、クラーク氏は、既存の投資額の36%相当の資金を再投資するよう要請されたが、その代わり、その追加投資に対する管理手数料を徴収しないという好条件だったという。同年金基金はブラックロックに4億ドルの資金を投じていたので、1.44億ドルの追加投資を要請されたという。また、クラーク氏はブラックロックの投資家の8割は、同じ条件で資金提供に合意したとも語った。年金基金は最初、4,950万ドルを提供したが、ブラックロック側は直ちに全額が必要だと求めてきた。そのため、10月31日に臨時の投資運用委員会を開き、1.44億ドルの追加投資を議題として提案したという。しかし、クラーク氏とクラマー氏は、ブラックロック以外の2社のヘッジファンドに対する4,950万ドルの追加投資について、10月の投資運用委員会に報告しなかったとして批判されている。


Dow Jones
25 Nov 2008 00:16 GMT
WSJ(11/25) New Jersey's Hedge-Fund Foray Draws Heat

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