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米PEファンド大手KKR、近く新ファンドの募集開始―募集規模は半減

米プライベート・エクイティ(PE)のコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)は近く、新ファンド「KKR 2009 Fund LP」の募集を開始する。募集規模は前回を大きく下回る約100億ドルとなる見通し。【24日 WSJ-ディール・ジャーナル】
KKRの広報担当者は取材に応じていないが、関係者によると、KKR(Kohlberg Kravis Roberts)は有望な投資家に対し、KKR 2009 Fundで80-100億ドルの資金調達を目指すと説明している。KKRが前回募集したファンド「KKR 2006 Fund LP」は、初回の募集金額を155億ドル設定したが、投資家からの募集が多く、設定額を162.5億ドルにまで引き上げた。さらに、同ファンドは追加募集を実施、募集が終了した4月時点での調達額は176億ドルとなった。KKRとは長い付き合いの大口投資家であるワシントン州投資運用委員会(Washington State Investment Board)によると、6月末時点で同ファンドが運用する資産は、調達額の60%だという。KKRがKKR 2009 Fundの募集目標額を最初から低く設定しているのは、他の大手プライベート・エクイティ会社と同様、世界的な信用収縮に対応することが困難になっており、ファンドが投資対象とする企業の資産価値を低く設定しなければならなくなっているからだ。また、リミテッド・パートナーと呼ばれるファンドの中核となる大口投資家には、投資配分比率の制約があることも目標額を低く設定する原因のひとつになっている。KKRの最大の投資家はワシントン州投資運用委員会とオレゴン州財務局(Oregon State Treasury)で、いずれもKKR 2006 Fundには15億ドルを投資している。今回、KKR 2009 Fundに同額を投資できるかは明らかではない。ワシントン州投資運用委員会の場合、資産ポートフォリオのうち、プライベート・エクイティが占める比率は7月末時点で22.5%となっており、目標の25%までにはまだ余裕がある。他方、オレゴン州財務局の場合は、目標値の16%をすでに超えている状況だ。他の有望な投資家には、カナダ・オンタリオ州公務員年金(Ontario Municipal Employees Retirement System)やカリフォルニア州公務員年金(California Public Employees' Retirement System)など米国の年金基金が並ぶ。しかし、これらのうち、いくつかはすでにプライベート・エクイティに対する投資配分比率が目標を上回っており、新規のファンド募集の検討で苦慮しているところだ。KKRは最初から募集額を低く設定することで、募集額の目標を達成できないという事態を避けたいと考えている可能性が高い。また、他の大手プライベート・エクイティ会社も同様の考えだ。昨年夏、マジソン・ディアボーン・パートナーズ(Madison Dearborn Partners)は募集目標を100億ドルから75億ドルに下方修正。つい最近でも、ブラックストーン・グループ(Blackstone Group)は、ファンドの目標募集額を200億ドルではなく、150億ドルがより現実的な目標額だと投資家に説明している。


Dow Jones
24 Nov 2008 22:52 GMT =
WSJ BLOG/Deal Journal: KKR's Next Fund Big, But Not Gigantic

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