米PEファンド大手KKR、近く新ファンドの募集開始―募集規模は半減
更新日:2008年12月02日
KKRの広報担当者は取材に応じていないが、関係者によると、KKR(Kohlberg Kravis Roberts)は有望な投資家に対し、KKR 2009 Fundで80-100億ドルの資金調達を目指すと説明している。KKRが前回募集したファンド「KKR 2006 Fund LP」は、初回の募集金額を155億ドル設定したが、投資家からの募集が多く、設定額を162.5億ドルにまで引き上げた。さらに、同ファンドは追加募集を実施、募集が終了した4月時点での調達額は176億ドルとなった。KKRとは長い付き合いの大口投資家であるワシントン州投資運用委員会(Washington State Investment Board)によると、6月末時点で同ファンドが運用する資産は、調達額の60%だという。KKRがKKR 2009 Fundの募集目標額を最初から低く設定しているのは、他の大手プライベート・エクイティ会社と同様、世界的な信用収縮に対応することが困難になっており、ファンドが投資対象とする企業の資産価値を低く設定しなければならなくなっているからだ。また、リミテッド・パートナーと呼ばれるファンドの中核となる大口投資家には、投資配分比率の制約があることも目標額を低く設定する原因のひとつになっている。KKRの最大の投資家はワシントン州投資運用委員会とオレゴン州財務局(Oregon State Treasury)で、いずれもKKR 2006 Fundには15億ドルを投資している。今回、KKR 2009 Fundに同額を投資できるかは明らかではない。ワシントン州投資運用委員会の場合、資産ポートフォリオのうち、プライベート・エクイティが占める比率は7月末時点で22.5%となっており、目標の25%までにはまだ余裕がある。他方、オレゴン州財務局の場合は、目標値の16%をすでに超えている状況だ。他の有望な投資家には、カナダ・オンタリオ州公務員年金(Ontario Municipal Employees Retirement System)やカリフォルニア州公務員年金(California Public Employees' Retirement System)など米国の年金基金が並ぶ。しかし、これらのうち、いくつかはすでにプライベート・エクイティに対する投資配分比率が目標を上回っており、新規のファンド募集の検討で苦慮しているところだ。KKRは最初から募集額を低く設定することで、募集額の目標を達成できないという事態を避けたいと考えている可能性が高い。また、他の大手プライベート・エクイティ会社も同様の考えだ。昨年夏、マジソン・ディアボーン・パートナーズ(Madison Dearborn Partners)は募集目標を100億ドルから75億ドルに下方修正。つい最近でも、ブラックストーン・グループ(Blackstone Group)は、ファンドの目標募集額を200億ドルではなく、150億ドルがより現実的な目標額だと投資家に説明している。
Dow Jones
24 Nov 2008 22:52 GMT =
WSJ BLOG/Deal Journal: KKR's Next Fund Big, But Not Gigantic
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- 金融危機の「勝ち組」空売り専門ヘッジファンド各社、いち早くロングに転じる (12月15日)
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- 米大手大学基金のヘッジファンド投資、総額630億ドルに拡大―2年間で230億ドル増加 (12月15日)
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- ショート専門の米ヘッジファンドが閉鎖―空売り禁止とリーマン破綻が影響 (12月16日)
- 米ヘッジファンド大手オク・ジフ、アジア地域で10名規模の人員削減 (12月16日)
- 米CMEトップ、ヘッジファンドによるデリバティブ取引減少懸念を否定 (12月16日)
- 米ヘッジファンドのフォートレスとDKRオアシス、東京オフィスで人員削減か―関係者 (12月16日)
- スイスのFoHF、2008年の運用成績は平均でマイナス20%前後となる見込み (12月16日)
- ユーリカヘッジのヘッジファンド指数、11月はマイナス0.4%―資産総額は640億ドル減 (12月17日)
- 米コネチカット州年金基金、ヘッジファンドへの投資を開始する見通し―米報道 (12月17日)
- スパークス傘下のヘッジファンドPMA、11月は旗艦ファンド2本ともにプラスリターン (12月17日)
- リスク回避を強めるヘッジファンドの投資家、新興国ファンドへの投資を敬遠 (12月17日)
- 英運用会社ニュー・スター、傘下ファンドの購入・解約受付を一時停止 (12月17日)
- 英ヘッジファンド運用会社ブルー・プラネット、英資産運用会社ニュー・スター株買い増し (12月17日)
- サブプライム損失で引責辞任したメリルリンチ前CEO、米ヘッジファンドに参加検討か (12月18日)
- 米ヘッジファンドのSACキャピタル、前倒しで投資家に資金を返還する計画 (12月18日)
- プライベート・エクイティ大手の米ブラックストーン、約70名の人員削減へ (12月18日)
- ヘッジファンド・投信に対する償還請求は一段落、一部ファンドで流入超に回復の兆し (12月18日)
- 米ヘッジファンド大手シタデル、旗艦ファンド2本で償還を一時停止 (12月18日)
- メードフ詐欺事件、欧州ファンド・オブ・ヘッジファンズ等の被害額は数十億ユーロへ (12月18日)
- ナスダック元会長メードフ氏の巨額詐欺事件、ヘッジファンド業界への影響必至 (12月18日)
- メードフ証券のヘッジファンド詐欺被害に遭った企業リスト―12月15日現在 (12月19日)
- 米ファンド・オブ・ヘッジファンズ運用会社、計33億ドルの損失も―メードフ事件 (12月19日)
- メードフ証券のヘッジファンド巨額詐欺受け、デュー・デリジェンスへの懐疑広がる (12月19日)
- ヘッジファンドに起因した金融危機再燃の可能性を懸念―欧州中央銀行レビュー (12月19日)
- クレディスイスのヘッジファンド指数、巨額詐欺の影響で11月の数値を大幅下方修正 (12月19日)
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- メードフ証券の巨額詐欺事件、マン・グループやRABなど大手ヘッジファンドも被害 (12月19日)
- RBCのヘッジファンド・インデックス、11月はマイナス1.50%―年初来はマイナス20.18% (12月22日)
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- 英ウェストベリー、森林地への投資専門のヘッジファンドをローンチ (12月22日)
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- 英ファンド・オブ・ヘッジファンズ運用会社、償還に際して「現物弁済」を導入 (12月22日)
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- メードフのヘッジファンド巨額詐欺、欧州で被害拡大―富裕層の人脈を巧みに利用 (12月24日)
- メードフ詐欺事件の被害者、仲介役のヘッジファンド運用会社を提訴へ (12月24日)
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- 巨額詐欺起こしたメードフ氏、逮捕前に金策に奔走―新ヘッジファンドのローンチ打診 (12月24日)
- グローバル・マクロ戦略のヘッジファンド好調―年初来リターン20%超のファンドも (12月25日)
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- 英TCIなどヘッジファンド2社と米鉄道会社CSX、訴訟を取り下げ和解へ (12月25日)
- ヘッジファンドの清算本数、第3四半期は過去最高―ローンチ数上回る (12月25日)
- 米著名投資家ピケンズ氏率いる株式ヘッジファンド、解約により運用資産が65%減少 (12月25日)
- ニューヨーク州知事、ヘッジファンド・マネージャーに対する大幅増税案を検討 (12月25日)
- クリントン前米大統領の慈善団体、大手ヘッジファンドからの多額寄付金リストを公開 (12月26日)
- 英投資会社、温室効果ガスの排出権取引を対象としたヘッジファンドをローンチ (12月26日)
- 詐欺事件発覚前にメードフ証券から資金回収した投資家、利益返還を命じられる可能性 (12月26日)
- 英ヘッジファンド大手GLGパートナーズ、仏金融大手ソシエテの英資産運用部門を買収 (12月26日)
- ヘッジファンドの資金償還請求、メードフ詐欺の影響により今後も高い水準で推移 (12月26日)
- ヘッジファンド、オフィススペースの又貸しに乗り出す―コスト削減で (12月26日)
- 米投資会社サーベラス、傘下ファンドの償還を停止 (12月29日)
- 米ヘッジファンドのフォートレス、運用成績悪化で第4四半期の配当見送り―2期連続 (12月29日)
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- 米PE大手ブラックストーン、傘下ヘッジファンド2本を清算予定 (12月29日)
- メリウェザー元LTCM創業者のヘッジファンド、運用難で人員削減 (12月29日)
- 年金基金、メードフ詐欺事件後もヘッジファンドへの投資継続 (12月29日)
- 空前の投資機会を前に手をこまねくヘッジファンド業界―資金調達が難航 (12月29日)
年月別ヘッジファンド情報
- [PR] <返金保証付!> 「富裕層が探し求めた投資術」 在庫僅少。
- 2007年12月:インデックスファンドの最大手バンガード、ヘッジファンドに参入か
- 2008年01月:オク・ジフ・キャピタル・マネジメント 運用資産総額342億ドルに増加
- 2008年02月:ヘッジファンド2社、米小売大手ディラーズに株価対策を要求
- 2008年03月:ヘッジファンドよりも効率的分散手段の債券投資
- 2008年04月:株式ロング/ショートヘッジファンド、ベアーS救済で打撃
- 2008年05月:小型ファンド、生存率の低さが浮き彫りに
- 2008年06月:現UBSコモディティ部門責任者、現職退き天然ガス専門ヘッジファンドへ
- 2008年07月:投資家からの解約を防ぐため、成功報酬の大幅減額を打ち出したヘッジファンド
- 2008年08月:米投資会社ローンスター・ファンズ、メリルリンチの不良債権化したABSを格安で取得
- 2008年09月:米ヘッジファンドのハービンジャー、米天然ガス大手ニコル株6.3%取得
- 2008年10月:英国市場、空売りポジション開示でヘッジファンド業界が「金融危機の主犯」説を否定
- 2008年11月:世界の主要ヘッジファンド、欧州の「UCITS指令」に従う動き広がる見通し
- 2008年12月:フォルティス傘下の英運用会社アルテミス、上場ヘッジファンドを清算
- 2009年01月:ファンド・オブ・ヘッジファンズ運用会社GAM、償還条件を引き締め
- 2009年02月:著名投資家アイカーン氏、スティールのヘッジファンド投資家に抗議への賛同呼びかけ
- 2009年03月:新興市場国投資ヘッジファンド、2008年のパフォーマンスはマイナス37%と過去最悪


