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ヘッジファンドによる株式換金売りの勢い、年明けには終息か―米ストラテジスト

シティグループの米国株ストラテジストが、ヘッジファンドの換金売りは来年初旬に一段落するとの見方を示したとバロンズが報じている。【22日 バロンズ】
米調査会社ヘッジファンド・リサーチ(HFR)の調べによると、10月のヘッジファンド業界は、投資家への償還によって400億ドルの資金が流出したという。運用による損失もあわせると、資産減少総額は1,550億ドルとなった。このため、ヘッジファンド業界全体の運用資産額は、2008年の年初には1.9兆ドルといわれていたが、現在1.56兆ドルまで減少しているという。なお、2008年第3四半期の資金流出は、1990年にHFRが調査を開始して以来最大となった。HFRのケネス・ハインツ社長は「全面的な売り」だったと状況を説明する。市場全体が下落しているために割安銘柄を買うチャンスが存在するものの、多くの投資家は更なる下落を懸念しているという。売りの勢いは11月に入っても終わりを見せていない。ブルームバーグの報道によると、10億ドル以上の資産を有するヘッジファンド38社が米証券取引委員会(SEC)に報告している保有資産の評価額は、11月中旬時点で約30%減少し、総額2,730億ドルとなった。その一方で、明るい兆しもわずかに見えると指摘する業界関係者もいる。シティグループの米国株チーフ・ストラテジスト、トバイアス・レフコビッチ氏は、「ヘッジファンドは、第4四半期の資金償還に応じるのに十分な資金を確保した」と述べている。ヘッジファンドが資金調達のための株式売却を弱めているとすれば、今後数週間の間は株式市場の変動性が減少する可能性がある。レフコビッチ氏は「ヘッジファンドにとって最大の問題は、換金売りを続けるか否かだ」と指摘する。さらに、レフコビッチ氏は「換金売りを中断するという決定は、来年初旬まで下されないだろう。時期が来れば、多くのファンドが換金売りを中止すると思われる」と述べている。ただし、一部のファンドが追加の換金売りを行えば、市場は2009年の早い段階で再び売り圧力に晒される可能性がある。また、たとえ短期的に換金売りが減少したとしても、カウンターパーティーの財務状況に対する懸念から、ヘッジファンドが資金を投資に回さず、高い現金保有比率を維持し続けるだろうとレフコビッチ氏は予想している。


Dow Jones
22 Nov 2008 05:03 GMT
Barron's(11/24) Fund Of Information: Hedgies Hemorrhaging

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