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2007年新興ヘッジファンド、資金調達困難に

4日に公表されたデータによれば、2006年と比べ昨年は、著名運用会社が新たにローンチしたヘッジファンドによる資金調達額がわずかに増加しただけだった。住宅市場の下落を見込み投資をした一握りのファンドが大きな利益をあげたことが大きな要因と考えられている。
Absolute Return誌の算出したデータによれば、2007年に運用が開始された最大規模のヘッジファンド81本の運用資産残高の合計は315億ドルと2006年の86ファンド、310億ドルからわずかながら上昇した。2兆ドルを集めるヘッジファンド業界には数千ものファンドが集まっているが、最も優秀なファンドだけが生き残り、新たな資産を獲得することができることをこの数字は示唆しているとアナリストは分析している。昨年際立ったパフォーマンスを見せたファンドマネージャーはジョン・ポールソン氏だ。同氏は14年前に初めてヘッジファンドを設立し、住宅市場が崩壊するタイミングを正確に的中させ2007年に大成功を収めたことはあまり知られていない。
ポールソンズ・クレジット・オポチュニティー
同じく、ルネサンス・テクノロジーズのルネサンス・インスティチューショナル・フューチャーズ・ファンドは、昨年10月に13億2,000万ドルでスタートし、12月末までに運用資産額を134.5%増の31億ドルへと急増させた。
しかしながら、上述ファンドや僅かな成功を残した新興ファンドは別として、年金基金のような潜在的投資家からは、適切なトラックレコードがない新興ファンドよりも定評のあるファンドを選ぶ傾向がうかがえるため、今の段階で新たなヘッジファンドを設立することはますます困難になってきていることを同誌の年間データは示している。
2007年、運用資産額1億ドル未満の小規模ファンドで年を終えることができたのは、26本のファンドだけだった。2006年には30のファンドが同程度の資産で1年を終えた。
昨年の上半期は、51本のヘッジファンドがローンチされ92億ドルの資金を調達した。一方、下半期は、債券市場の不調から投資家の投資意欲が冷え込み、30本のファンドがローンチされ75億ドルの資金を集めるに留まった。この数字から、昨年の上半期の方が資金調達が容易だったことが伺える。

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