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ショート専門の米ヘッジファンドが閉鎖―空売り禁止とリーマン破綻が影響

ショート戦略を専門とする米ヘッジファンド、コッパー・リバー・マネジメントが閉鎖を決定し、投資家に資金を返還していることが明らかとなった。【9日 ダウ・ジョーンズ】
一時期10億ドルの運用資産を有していたコッパー・リバー(Copper River Management)はショート戦略専門のファンド。しかし、流動性の低い株式で大きなショート・ポジションを取っていたため、9月に米証券取引委員会(SEC)が空売り禁止措置を導入すると、運用資産はわずか数ヶ月で半分以下に減少した。SECがオプション市場での空売り行為を可能とする例外事項を廃止したため、大規模なショート・ポジションを取っていた空売り筋は窮地に追い込まれた。またSECが、金融関連株に対して暫定的に空売り禁止措置を導入したことも追い討ちをかけた。ショート・ポジションの維持が難しくなると、市場の広範囲で「買い埋め」が起こり、空売り筋はポジションを手仕舞いする際に、一段と割高な価格を支払わざるを得なかった。そのため、コッパー・リバーは9月に運用資産の50%を損失し、10月にはさらに5%損失した。SECの空売り禁止措置のほかに、コッパー・リバーに追い討ちをかけたのは、大手証券会社リーマン・ブラザーズの破綻である。コッパー・リバーはリーマンをカウンターパーティとするデリバティブ契約を結んでいたが、リーマンが破綻したことにより資金が引き出せなくなった。また金融危機の規模が明らかになるにつれて、プライム・ブローカーが必要証拠金の比率を引き上げたため、コッパー・リバーなど資金不足に陥ったファンドは、担保の積み上げ、もしくはポジションの清算を余儀なくされた。カルフォルニア州を拠点とするコッパー・リバーは、強引な空売りを仕掛けることで名を馳せていた。2006年に退社した前ファンド・マネージャー、デビッド・ロッカー氏は、株価が割高だと評価した企業に対して、しばしば批判的な発言を繰り広げて話題となった。コッパー・リバーが空売りを仕掛けた企業の1つであるオンライン小売業者オーバーストック・コム(Overstock.com Inc.)は、コッパー・リバーが同社の名誉を毀損したとして訴えを起こしている。


Dow Jones
09 Dec 2008 12:35 GMT =
DJ IN THE MONEY:Copper River Closes, Returns Funds To Investors

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