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リスク回避を強めるヘッジファンドの投資家、新興国ファンドへの投資を敬遠

投資家のリスク回避傾向が強まり、投資家の新興国市場ヘッジファンド離れが進んでいることが11日に発表されたレポートで明らかになった。【11日 ダウ・ジョーンズ】
米調査会社ヘッジファンド・リサーチ(Hedge Fund Research)によると、新興国戦略ファンドの資産規模はヘッジファンド全体の5%弱となっている。同社のHFRI新興国市場インデックス(HFRI Emerging Markets Index)で見ると、新興国市場戦略ファンドのパフォーマンスは10月末までの4ヶ月間(7-10月)でマイナス29%となっている。この4ヶ月間で新興国ヘッジファンドへの投資額は33%減少した。この減少率は全世界平均の19%を大幅に上回る数字だ。この結果、新興国ヘッジファンドの資産額は、750億ドルという2006年以来2年ぶりの低水準となった。投資家の新興国市場ヘッジファンド離れについて、ヘッジファンド・リサーチのケン・ハインツ(Ken Heinz)社長は、「新興国市場が持つ長期的な成長性や良好なファンダメンタルズは無視され、恐怖やリスク回避の心理によって支配されている」と指摘する。またアナリストは、投資家は今後も引き続き新興国市場を避けて米国債などの安全資産への選好を強めると見ている。新興国市場戦略ファンドのうち、7-10月の4ヶ月間でリターンが最も低下したのは株式戦略で、資産額は230億ドル超も減少している。地域別では、ロシアと東欧が最も深刻な打撃を受けており、合計で120億ドル超の減少となっている。各国の株式市場の動向を計る指数であるMSCIバーラインデックス(MSCI Barra index)によると、年初来の新興国市場の株式はドルベースで55%も下落。また、JPモルガンの債券インデックス「Emerging Market Bond Index Global」によると、年初来の新興国市場の債券相場は16%も下落している。一方、アジアは新興国市場投資の拠点になっているが、大手ヘッジファンドの一部は最近、アジアでの投資業務を縮小し始めている。先週、米ヘッジファンド大手のシタデル・インベストメント・グループ(Citadel Investment Group)は年内に東京オフィスを閉鎖し12人のスタッフを解雇するほか、香港オフィスも全体の半数にあたる25人を削減すると発表している。ヘッジファンド・リサーチによると、過去12ヶ月間の新興国市場戦略ファンドのリターンはマイナス34%となっている。前回の金融危機(1997-1998年)の下げ幅は、これを上回るマイナス43%となっている。新興国市場戦略ファンドの絶頂期は2004年から2007年で、同期間中のリターンは年率でプラス25%を超えていた。


Dow Jones
11 Dec 2008 18:54 GMT =
DJ 2nd UPDATE: Hedge Fund Investors Flee Emerging Mkts - Study

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