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メードフ詐欺事件、欧州ファンド・オブ・ヘッジファンズ等の被害額は数十億ユーロへ

欧州の大手2行は14日、金融詐欺容疑で逮捕された元米ナスダック会長のバーナード・メードフ容疑者との取引で、数十億ユーロの損失が発生する可能性を明らかにした。【14日 ウォールストリート・ジャーナル】
これはスペインの金融大手グルーポ・サンタンデール(Grupo Santander)と仏BNPパリバ(BNP Paribas)が明らかにしたもの。サンタンデールによると、メードフ(Bernard Madoff、マドフとの表記)氏が運用する投資ファンド、主に「Optimal Strategic US Equity fund」との取引金額は23.3億ユーロとなっている。このうち20.1億ユーロは、同行の顧客となっている機関投資家や同行のプライベートバンキング部門の海外投資家との取引で、残りの3.2億ユーロが同部門のスペイン国内投資家との取引金額となっている。サンタンデールは、「Optimal Strategic US Equity Fund」の運用をメードフ容疑者に委託していた。メードフ容疑者の逮捕を受けて、サンタンデールは13日、投資家の利益を守るため、必要な法的措置を取ると発表している。ただし、同行がメードフ容疑者の投資ファンドと直接取引した金額の規模は、わずか1,700万ユーロにすぎないという。一方、BNPパリバによると、同行は最大で3.5億ユーロが損失となる可能性があるとしている。同行自体はメードフ容疑者が運用していたヘッジファンドには投資していないが、メードフ容疑者のヘッジファンドに投資していたファンド・オブ・ヘッジファンズ(FoHF)とのトレーディングや資金供与を通じて、間接的に関係していたという。両行における損失の中心は、いずれも自己勘定によるものではなく、プライベートバンキング部門の顧客である富裕層への投資助言サービスによるものだった。同部門では高い顧問料を徴収する代わりに、投資先へ入念な審査を行っていると考えられていたため、両行にとって著しい不名誉になったといえる。メードフ容疑者のヘッジファンドから投資資金を回収できるかどうかについてはメドが立っていない状況だ。このほか、多くの中小規模のプライベート・バンクも、メードフ容疑者の投資ファンドと取引を行っていた。その一つのスイスのライヒムート(Reichmuth & Co.)は、傘下のファンド「Reichmuth Matterhorn」を通じたメードフ容疑者のファンドとの取引額の8.6%が損失となる可能性があるとしている。また、スイスのユニオン・バンケール・プリヴェ(Union Bancaire Privee)やUBSのプライベートバンキング部門の富裕層の顧客も、メードフ容疑者のファンドとの取引があったが、損失は限定的だとしている。一方、プライベート・バンクのEIMグループ(EIM Group)は、損失額は2億ドルを超える可能性がある。


Dow Jones
14 Dec 2008 22:06 GMT =
WSJ: European Banks Eyeing Large Losses From Madoff Invests

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