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メードフ詐欺事件が止め、ヘッジファンド業界は氷河期へ―投資家には有利な情勢へ

バーナード・メードフ元ナスダック会長による巨額詐欺事件をきっかけに、ヘッジファンドの透明性に対する関心が一段と強まるのは必至の情勢だ。【16日 ダウ・ジョーンズ】
メードフ事件が起きる以前でも、富裕層や年金基金、保険会社などの投資家は資産運用の透明性やリスク管理への取り組みを積極的に進めていた。しかし投資家は、株式市場が好調な時期は、ヘッジファンドに数十億ドルもの投資をしていても、最終的な利益以外にはほとんど関心を払わなかった。だがメードフ事件以降は、ヘッジファンドの秘密主義に対し、投資家は容認できなくなる可能性が高い。また、ヘッジファンド側も競合他社との関係上、戦略のすべてを公開できないにしても透明性に配慮せざるを得なくなると見られる。オークツリー・キャピタル・マネジメント(Oaktree Capital Management)のハワード・マークス(Howard Marks)会長は、運用資産の時価評価を、正確に投資家に報告するケースとそうでないケースがあることは不公正だと主張している。その上で、投資家に対する報告について、規制当局が何らかの是正措置を取るよう求めている。またマークス氏は、ヘッジファンド業界は隆盛期から氷河期に入り、新規資金の調達や新機軸を打ち出すことが難しくなっているが、こうした環境は、透明性を求める投資家にとって長期的には有利な状況となっているという。サード・ウエーブ・グローバル・インベスターズ(Third Wave Global Investors)のラリー・スミス(Larry Smith)最高投資責任者は、ヘッジファンド市場が縮小する中で、ファンド・マネージャーは、投資家に対してこれまで以上に透明性を売り口上として利用するようになると予想され、投資家はこうした機会を利用すべきだと指摘する。一方で、スイスのファンド・オブ・ヘッジファンズ(FoHF)運用会社GAMのヨーゼフ・ギーガー(Joseph Gieger)氏は、ヘッジファンドの透明性をより広い視点から分析する必要があると述べている。またギーガー氏は、透明性を分析する視点として、投資リスク(投資先などのリスク)、運営リスク(取引先などのリスク)、事業リスク(顧客関係などのリスク)の3つを挙げている。コニファー証券(Conifer Securities)は、ヘッジファンド向けにリスク管理サービスを提供しているが、今年前半以降、同社のリスク管理事業は大きく拡大しているという。今年ヘッジファンドは、投資家から大量の資金償還請求を受けた。その影響で、投資家の透明性改善を求める声に応える動きが広がり、同社の事業拡大につながったとみられる。


Dow Jones
16 Dec 2008 18:34 GMT =
DJ Post-Madoff, Investors Add Calls For Transparency From Funds

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