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グローバル・マクロ戦略のヘッジファンド好調―年初来リターン20%超のファンドも

金融危機の影響で、ヘッジファンド業界ではほとんどの戦略が苦戦しているが、グローバル・マクロ戦略は好調に推移している。【17日 ダウ・ジョーンズ】
グローバル・マクロ戦略は、世界各国の通貨や株価指数などに幅広く投資し、デリバティブ取引を多用する戦略だ。調査会社ヘネシーのヘッジファンド指数では、11月末時点で年初来リターンがプラスを維持している数少ない戦略の一つだ(プラス1.21%)。英ヘッジファンド大手ブレバン・ハワード(Brevan Howard Asset Management)傘下のグローバル・マクロ戦略ファンド(運用資産150億ドル)は、年初来でプラス21.2%に達している。そのほかにも多くのグローバル・マクロ戦略ファンドが、年初来で2桁リターンを達成している。パフォーマンスが比較的好調なことに加えて、償還請求に対する対応が迅速であるため、信用収縮が深刻な現状においては、資金の引き上げが容易なグローバル・マクロ戦略への投資が拡大する傾向にある。富裕層だけでなく、年金基金やファンド・オブ・ヘッジファンズ(FoHF)などの機関投資家も、来年の投資計画においてグローバル・マクロ戦略への投資配分を拡大する方向で動いている。米調査会社ヘッジファンド・リサーチ(HFR)によると、2007年末にはグローバル・マクロ戦略への投資配分は業界全体の15%ほどであったが、今年10月末時点では19%に拡大したという。ニューヨーク州職員退職年金(運用資産1,539億ドル)は、ヘッジファンドに対して、3月末時点でおよそ50億ドル投資しているが、今後さらに、グローバル・マクロ戦略やマネージド・フューチャーズへの配分を大幅に拡大する方針だという。同年金基金は、リスク回避を重視する運用方針を行うように、州法で厳しく定められている。その点、グローバル・マクロ戦略やマネージド・フューチャーズの運用資産は流動性が高いので、償還の対応が比較的柔軟なことが利点だとしている。また、スイスのFoHF運用会社GAM(運用資産668億ドル)も、グローバル・マクロ戦略への投資配分を拡大しているという。GAMは、株式や債券の相場でトレンドが発生しない状況が続いているため、デリバティブを利用してその変動性(ボラティリティ)に投資するマクロ戦略がリターンを上げやすい状況だと見ている。しかし、リスク管理に関してはいずれの戦略でも慎重にならざるを得ない。ヘッジファンドの投資家は、マネージャー側と投資家が事前にリスク管理の基準を定めておくことが必要だと指摘している。


Dow Jones
17 Dec 2008 18:29 GMT =
DJ Global Macro Strategy Looks Resilient Amid Hedge Fund Turmoil

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