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成績低迷でヘッジファンドから投資家の資金引き上げ急増―12月の資金動向

ヘッジファンドの運用成績が低迷していることから、投資家からの資金流出が増えており、その一方で新規の資金流入が大幅に減っている。7日付けのロイターによると、昨年12月のヘッジファンドに対する資金の純流入額は23億ドルで、11月の218億ドルから急落した。
ヘッジファンドの資金動向を調査しているトリムタブスとバークレイヘッジのデータによると、12月のヘッジファンドに対する資金純流入額は、この2年間で最も少なかった。トリムタブスのCEO、チャールズ・ビダーマン氏は「11月はヘッジファンドのリターンがマイナス1.7%と、2001年9月以来のもっとも低い運用成績だったため、12月の資金流出が拡大した」と述べている。

戦略別のデータによると、ファンド・オブ・ファンズ戦略が最も多くの新規資金を集めたと推定されている。12月の新規の流入額は95億ドルに上ったが、一方で流出額も71億ドルとなった。最も資金を失ったのは、買収合併アービトラージ戦略で、27億ドルの資金流出超となった。同戦略全体の運用資産額の27%が失われたことになる。

昨年1年間では、ヘッジファンド全体で2570億ドルの資金を集めたが、これは株式型投資信託が集めた資金1870億ドルを37%も上回る結果となった。資金を多く集めた投資戦略は、マルチ・ストラテジー型(568億ドル)と、エマージング市場専門投資型(417億ドル)だった。

市場のボラティリティが高まっていることから、短期的にはヘッジファンドからの資金流出が増える傾向が見られるが、基本的にはボラタイルな市場ほど、ヘッジファンドが収益を上げるには有利といった見方がある。そのため、アナリストの多くは、今後はヘッジファンドへの資金流入が伸びていくと見ている。



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