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メードフ容疑者のヘッジファンド運用戦略の虚構と実態(前編)

メードフ巨額詐欺事件の全容解明の鍵を握るバーナード・メードフ容疑者は、高リターンを記録し続けた運用戦略について、投資家に対し、どのように説明していたのだろうか。【20日 バロンズ】
2年前、ニューヨークで開かれたヘッジファンド業界の会合で、誰が最優秀のヘッジファンド・マネージャーかという質問に対し、業界関係者はジョージ・ソロス(George Soros)氏でもジュリアン・ロバートソン(Julian Robertson)氏でもなく、異口同音にメードフ(Bernard Madoff)容疑者の名前を挙げたものだ。ウォール街ではメードフ容疑者は有名人として知られている。同氏が代表を務めるメードフ証券(Madoff Securities)は1970年代初頭、ナスダック市場の誕生に貢献し、現在も3大マーケットメーカーの1社となっているからだ。しかし、あまり知られていないことだが、メードフ容疑者は、富裕層の資産を60億ドル以上運用しており、世界トップ5のヘッジファンド・マネージャーの一人に数えられる。同容疑者が運用するヘッジファンドは、10年以上にわたり年率平均15%という高リターンを記録し続けている。しかも、一部のヘッジファンドにいたっては、最悪といわれた今年でもリターンが一度もマイナスになっていない。こうした成功の秘訣について、メードフ容疑者はバロンズ誌とのインタビューの中で「独自の戦略だ」と述べていた。フェアフィールド・グリニッチ(Fairfield Greenwich)の共同創業者であるジェフリー・タッカー(Jeffrey Tucker)氏も「メードフのファンドはプライベートファンドだ。リターンについては議論したことがない」というほど全幅の信頼を寄せていたものだ。


Dow Jones
20 Dec 2008 05:07 GMT
Barron's(12/22) What We Wrote About Madoff

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