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米著名アクティビストのアイカーン氏、今後の見通しを語る―米金融誌バロンズとのインタビュー(第1回)

米金融誌バロンズが、アクティビストとして名高い米著名投資家カール・アイカーン(Carl Icahn)氏とのインタビューを掲載している。(全4回)【11月29日 バロンズ】
アイカーン氏は1980年代、企業乗っ取り屋として一世を風靡。億万長者となったが、企業を買収する強引な手法に対してはしばしば批判も上がった。近年ではアクティビストに変貌を遂げ、問題があるとみられる企業の経営陣に対して圧力をかけるなど、同氏の活動は72歳となった今もいっこうに衰える気配を見せていない。アイカーン氏が率いるヘッジファンドは今年に入って、保有している優先債の価格低迷が響き苦戦している。アクティビストとしての活動においては近年、タイム・ワーナーや製薬会社イムクローン、またラスベガスのストラトスフィア・ホテルなどの案件では大きな利益を上げることに成功している。一方、医薬品大手バイオジェンの案件においては、委任状争奪戦で敗れている。また同氏が大株主で、取締役としても名を連ねているヤフーやモトローラの案件においては依然として決着がついていない。今回のインタビューはマンハッタンのアイカーン氏の事務所で行なわれた。金融危機の最中にもかかわらず、同氏は強気の姿勢を崩していなかった。バロンズ:今回の金融危機は、あなたの投資家人生における最悪の水準でしょうか。アイカーン:債券市場に関していえば、おそらく最悪の水準だろう。私は1990年や2000年など過去の不況の時期において債券市場で大きな投資をしてきたが、現在ほど優先債の価格が下落したことはなかった。世界恐慌以来の低水準といえるのではないだろうか。バロンズ:明るい兆しはないでしょうか。アイカーン:数十年にわたる私のキャリアにおいても大きなチャンスといえるのが優先債だ。マージン・コール(追い証)などさまざまな外因的圧力により、投げ売りが止まらず、今後も価格は下落する可能性があり、底は見えない。しかし、一部の株式銘柄と同様に優先債に関しては、本来の評価価値を下回った価格にまで下落しており、大きな収益機会が到来しているといえるだろう。バロンズ:3ヶ月前と比べて、買いのタイミングとなっているということでしょうか。アイカーン:そういえるだろう。私のヘッジファンドでは、優先債を含め、今年取得した全ての資産がこの3ヶ月間で下落しており、今年のリターンはマイナスだ。しかし、私はレバレッジをあまり利用しておらず、また潤沢な資金を確保しているので、割安となった債券や一部の株式に対して投資を始めている。とはいえ、さらなる下落が続く可能性は否定できない。(第2回に続く)


Dow Jones
29 Nov 2008 05:06 GMT
Barron's(12/1) Why This Famous Raider Is Scooping Up Debt

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