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米ALJ、2009年はディストレスト・ヘッジファンドにとってビッグチャンス(前編)

米ディストレスト債権戦略ファンドのALJキャピタルは、2009年は企業破たんの比率が急上昇し、ディストレスト資産投資にとって大きなチャンスを迎えると見ている。【27日 バロンズ】
ALJ(ALJ Capital Management)は、今後数ヶ月、企業の身売りや一部資産の売却など、企業破たんの事例が急増すると予想している。実際、米信用格付け大手のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)とムーディーズ・インベスターズ・サービスは、高利回りの社債(ジャンク債)のデフォルト率が今後1年間で、現在の3倍の10%超になると予想しているほどだ。GEキャピタル(GE Capital)は、ディストレスト資産投資の一つの手法であるDIP(debtor-in-possession)ファイナンス(企業再建が完了するまでに必要な資金を融資する)最大手の一つだが、同社でさえこのデフォルト比率の急伸予想には肝を冷やすだろうとバロンズ誌は指摘している。ALJの共同創業者であるラリー・ギル(Larry Gill)氏とアダム・ガブナー(Adam Gubner)氏は、有望な破たん先企業を見つける上で、過去の企業破産専門の弁護士としての経験が役立っている、と話す。両氏は、破たん先企業の社債や銀行借り入れ、売掛金などのディストレスト資産に対する投資が利益を生み出すかどうかを見分けるには、「決算書の情報ではなく、倒産申請関連の書類を十分に精査し、担当の弁護士からも直接話を聞いて初めてできることだ」と述べる。ギル氏は、「我々は、価値が最大限に低下したディストレスト資産に焦点を合わせている」とした上で、「企業の業績が回復することを見越して高い利回りのジャンク債に投資しているのとは異なり、既に破たんした企業の債権に注目している。この点が我々と一般的なディストレスト戦略ファンドとの違いだ」と語る。また、ギル氏とガブナー氏は、ディストレスト資産の評価について、破たん先企業の資産評価が行われたあと、さらに、破たん処理が完了するまでに要する時間や新たな債権者の出現などを考慮する必要があるという。両氏は、「我々が資金を回収するのは、通常、法的な倒産処理が完了して債権者に資産が分配される段階だ。それまでには1-2年かかるのが通例だ」と話す。(後編に続く)


Dow Jones
27 Dec 2008 05:06 GMT
Barron's(12/29) Wait Till Next Year

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