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金融危機の中で好リターンを上げるヘッジファンド・マネージャー、2009年の見通しを語る

不振にあえぐ2008年のヘッジファンド業界において、年初来で大幅なプラス・リターンを上げているベテラン・マネージャーが2009年の見通しを語った。【27日 バロンズ】
ペンタグラム・インベストメント・パートナーズ(Pentagram Investment Partners)のマーク・ターナー氏は、年初来で70%のプラス・リターンを上げている。ターナー氏は自身の運用方針について「自分が理解できないものに対しては決して投資しない」と語る。そのため、多くのヘッジファンドが投資していたCDOに手を出すこともなかったため、損失を回避することができたという。ターナー氏は2008年前半、コモディティ市場が上昇基調の際にポジションを取り、中ごろに絶妙のタイミングで売り抜けた。同氏は現在、米国債及びドルにおいてロング戦略をとっている。ターナー氏が担当するヘッジファンドは、2007年においても50%のリターンを上げている。にもかかわらず、2009年に関しては慎重だ。ターナー氏は、現時点で米国債の利回りが過去最低の水準となっていることから、景気は回復に向かう前に一段悪化すると予想している。そして、2009年の相場は2008年以上に厳しくなる可能性があるだろうと警告する。それでは投資家はどうすればいいのだろうか。ターナー氏は、米国と英国は経済危機への対応が早いので、ドルとポンドでのロング戦略が有望だと話す。そしてユーロとその他欧州周辺諸国の通貨に対してはショート戦略をとるという。欧州の中小国では経済が危機に陥っていると同氏は説明する。例えば、ポーランドの実体経済は見た目よりも悪化しているという。かつて好況だったアイルランドに出稼ぎに行っていたポーランド人は、アイルランドの失業率が上昇した影響で帰国しているという。帰国したポーランド人は貯蓄を崩して生活しているが、いずれ貯蓄も底をつくだろうと同氏は指摘する。またターナー氏は、中国を始めとする新興国バブルも崩壊したと見ている。「中国経済は米国の消費と密接につながっており、米国経済が停滞している今、多くは期待できないだろう」と同氏は分析する。それでも同氏は、各国の量的緩和策により流動性が改善すれば、コモディティ関連資産が再び上昇を示す可能性があるとの見解を示した。一方でターナー氏は、金融危機が引き金となり、ロシアや中国などで社会情勢が悪化することを懸念しているという。
Dow Jones
27 Dec 2008 05:05 GMT
Barron's(12/29) Fund Of Information: A Hedgie's Bullish On The Buck And The Pound

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