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大手年金基金、ヘッジファンドなどオルタナティブ投資を見直す動きが拡大か

昨年の金融危機を踏まえて、大手年金基金の間で、今後、オルタナティブ資産への投資を見直す動きが拡大するとみられている。【1日 ウォールストリート・ジャーナル】
金融危機の影響により、大手年金基金の間で、資産配分を見直す動きが拡大している。中でもプライベート・エクイティ(PE)やヘッジファンドなど、オルタナティブ資産への投資配分を縮小する動きが広がるとみられている。リターンが減少していることに加えて、一部ヘッジファンドにおいては償還が制限され、資産の現金化が難しくなっているためだ。またPEに投資している年金基金が、ファンド側からの「キャピタル・コール(Capital Call)」により打撃を受けていることも影響している。キャピタル・コールとは、PEファンドが投資家に対して投資契約期間内において、契約で取り交わした投資金額枠に基づき投資資金の支払いを要求することを指す用語である。多くの年金基金は、別のPEファンドからのリターンでキャピタル・コールに応じられると想定していたが、実際にリターンを確保することは殆どできなかった。そのため、キャピタル・コールに応じる必要に迫られた年金基金は、下げ相場で株式を投げ売りするなど2重の打撃を受けることになった。全米2位の規模を誇るカルスターズ(米カリフォルニア州教職員退職年金基金)は、運用資産およそ1,290億ドルのうち、約14%をPEに投資している。カルスターズは2月に行う資産配分の見直しで、PEも検討の対象にするという。今後、景気が持ち直せばパフォーマンスも回復すると予想されるため、大手年金基金がオルタナティブ投資から完全に撤退するとは考えられない。しかし、オルタナティブ投資におけるポジションの縮小、または投資拡大の見直しを図る動きが広がるとみられている。また、流動性を確保するために、現金確保を優先する年金基金も多い。ある専門家は、今後、年金基金が現金保有率を5-20%に拡大すると予想。この影響により、ヘッジファンドやPEなどオルタナティブ資産への投資配分が圧迫される見通しだという。


Dow Jones
01 Jan 2009 21:53 GMT
WSJ(1/2) Pension Funds Rethink Bets On `Alternatives'

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