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一部ヘッジファンドやPEファンドによる安値での企業買収が拡大傾向

景気後退により、企業の経営悪化や破綻が相次ぐ中、一部ヘッジファンドなどが安値で企業買収に乗り出す動きが拡大している。【12月31日 ウォールストリート・ジャーナル】
資金繰りの悪化などにより、今年は企業の経営破綻が昨年の倍以上となると予想されている。こうした状況を、企業買収を専門とするヘッジファンドやプライベート・エクイティ(PE)ファンドは安値で企業を買収する好機と判断し、攻勢を強めているという。これらのファンドは、まずターゲットとする企業のディストレスト債を購入するか、融資を行う。そして、企業が破綻するか経営権を譲渡せざるを得なくなった時点で、経営権の獲得に乗り出す。こうしたファンドが銀行と異なるのは、企業の経営が難航すれば、破産手続きの内外を問わず経営権を獲得しようとする点だ。例えば、メキシコ料理チェーンのリアル・メックス・レストラン(Real Mex Restaurants)の場合、2006年にPEファンドのサン・キャピタル・パートナーズに買収された。その際、ファラロン・キャピタル(Farallon Capital Management)などヘッジファンド2社とPE会社1社がこの買収案に対して出資していた。リアル・メックスの経営が行き詰ると、3社は先月リアル・メックスの株式を買い進めて経営権を取得し、数週間以内に前のCEOを追放している。このような経営の行き詰った企業がヘッジファンドなどに安値で買い叩かれることに対しては懸念の声も聞かれるが、複雑化した問題を簡略化する効果があると指摘する向きもある。米PE大手アポロ・マネジメント(Apollo Management)は、145億ドル規模の新ファンドにおいて、運用資産の25%相当を企業買収に配分する見込みだと投資家宛ての書簡で説明している。また、米ヘッジファンド大手ハービンジャーが傘下に置くフィットネス・クラブのバリー・フィットネス(Bally Fitness Holding)は現在、破産裁判所の保護下にあるが、貸し手であるヘッジファンドのアンカレッジ・アドバイザーズ(Anchorage Advisors)と金融大手JPモルガン・チェースが買収交渉を進めているという。


Dow Jones
31 Dec 2008 01:06 GMT
WSJ(12/31) UPDATE: Buyout Shops Swoop In For A Feast

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