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米上場企業の年金基金、2008年は累計で過去最悪となる4,090億ドルの赤字

米上場企業の年金基金は2008年、累計で過去最悪となる4,090億ドルの赤字となったことが調査で明らかとなった。【7日 ダウ・ジョーンズ】
この結果は、世界的コンサルティング会社マーサー(Mercer)が7日付けで発表した調査で判明した。マーサーは、2008年の結果が2009年の企業収益に大きな影響を及ぼし、リスクの高い投資先への出資は段階的に縮小されるだろうと予想している。マーサーは「株式への投資は縮小し、低リスクの長期社債に向かうだろう」と言及している。今回の調査は、S&P1500種指数を構成する企業を対象に実施したもの。2008年の金融混乱の影響で、事業者が年金基金に支払う負担額は、2008年には100億ドルだったものが、2009年には700億ドルにまで急増する可能性があると予想している。企業年金の積立比率は2007年末時点では104%であったが、2008年末には75%まで悪化した。支出増と財務状況の悪化により、今後の企業経営には、設備投資の資金不足、信用格付けの悪化、そして融資の契約条項(コベナンツ)違反など、さまざまな悪影響が及ぶとみられている。多くの企業は、リスク回避を進めるだけでなく、確定給付年金プランの凍結を検討するだろうとマーサーは指摘する。確定給付型プランを凍結すれば、凍結以前に確定した給付額は固定されるが、コストの上昇を抑えることが出来る。すでにモトローラなど一部大企業がこの措置を導入しており、今後この動きはさらに拡大するとマーサーはみているが、「たとえ確定給付年金を凍結しても、過去に累積した赤字分が残っていることを忘れてはならない」と警告する。そして、2009年に景気が回復しなければ、今後数年に渡り、企業年金は企業と従業員にとって大きな負担になるだろうとマーサーは予想している。また、2006年に改正された米国年金保護法が追い討ちをかけているという。この改正では、企業年金の積立比率を2008年は92%、2009年には94%を維持することよう義務付けている。ブッシュ米大統領は12月末、同法に基づいて規定されている支払いスケジュールを一部緩和する法案に署名した。


Dow Jones
07 Jan 2009 17:43 GMT =
DJ Pensions See Record Deficit; More Frozen Plans Expected

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