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米ヘッジファンドのバレストラ、2008年の年間リターンがプラス46%

ニューヨークを拠点とするヘッジファンド運用会社バレストラ・キャピタルは、2008年の年間リターンがプラス46%を記録したことが明らかとなった。【12日 ダウ・ジョーンズ】
12日付の投資家向けの書簡によると、バレストラ(Balestra Capital Partners:運用資産額8億ドル)の傘下ヘッジファンドは、業界全体が過去最悪の水準に低迷した2008年、プラス46%のリターンを上げた。12月の月次リターンはプラス4.93%。バレストラは2007年もプラス200%近い年間リターンを上げている。書簡の中でバレストラは「12月のパフォーマンスが好調だったのは、金やCDSへの投資が功を奏したほか、12月の上旬から始めた株式や債券への投資においても好リターンを確保できたため」と説明している。ジェームズ・メルチャー氏率いるバレストラは、いわゆるグローバル・マクロ戦略を採用しており、独自のマクロ予測に基づいた大胆なポートフォリオで運用を展開している。バレストラは2008年、住宅市場が暴落する中、サブプライム住宅ローン市場においていち早く相場の下落を予測し、大きなリターンを上げた数少ないヘッジファンドの1つ。バレストラは、過去にドット・コムバブルの崩壊を予想してリターンを上げたことでも知られている。書簡の中で、バレストラは現在のポートフォリオについて説明している。市場の反発によって、CDSの評価額が一時的な下落をもたらすことへのヘッジとして、株式をネット(ロングとショートの差し引き)で15%ロングしているという。また、高格付けの社債がリスクに比べて売られすぎていると判断して約30%を配分し、それに対するヘッジとして、米長期国債のショートに15%を配分しているとしている。バレストラは、今後の見通しについて「世界経済は今後も急速なペースで悪化するだろう。今のところ、歯止めがかかる様子はない」と分析し、「資金の大量供給は資産インフレを招く可能性があり、そうなった場合には、当局の対応が事態を悪化させたことになるだろう」と指摘している。その上でバレストラは「こうした点を鑑みると、景気の回復を示す確たる証拠がみえるまで、当社は慎重なスタンスを崩すつもりはない。景気が回復しなかったとしても、2009年には一定のリターンを上げられると予想している」と述べている。


Dow Jones
12 Jan 2009 20:13 GMT =
DJ UPDATE: James Melcher's Balestra Fund Gained 46% In 2008

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