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米イエール大学の基金運用担当スウェンセン氏に独自の投資理論を聞く―WSJ紙(後編)

米イエール大学の基金運営責任者で世界有数の敏腕投資家として知られるデビッド・スウェンセン氏との一問一答の続きは以下の通り。【12日 ウォールストリート・ジャーナル】

(前編)
WSJ:しかし、他の基金はイエール大学の投資手法を見習っているが、あまり成功していないようだ。どこに問題点があるのか?スウェンセン氏:多くの機関投資家はイエール大学の投資手法を踏襲していると思っているかもしれないが、実際はそうではない。大半の基金はファンド・オブ・ヘッジファンズ(FoHF)や投資コンサルタントを使っており、独自に熟慮した上で投資判断をしているわけではない。機関投資家はアクティブ運用とパッシブ運用に大別される。オルタナティブ投資を行う場合、投資運用のキャリアを積んできた20-25人の投資のプロで投資チームを作り、イエール大学の運用手法を実践すべきだ。高度の投資判断を行う投資チームを作れないならパッシブ運用が最良の選択になる。だれかが我々がやっている投資手法を模倣しようとしても、複雑すぎて簡単に模倣できるものではない。今度の著書ではその点について詳しく説明している。WSJ:ファンド・オブ・ヘッジファンズ(FoHF)や投資コンサルタントについてはどう思うか? 一つの解決方法になりうるか?スウェンセン氏:FoHFは、機関投資家にとっては癌のような存在だ。何の定見もなく投資家から預かった資金のフローを加速させているだけ。自らヘッジファンドを選び出す高度な判断能力が無い投資家が、ヘッジファンドを選定するFoHFを選び出せるわけがない。また、FoHFに支払う運用手数料がヘッジファンドとは別にかかってコスト高になる。運用で成功するにはヘッジファンドの上位10%の中に入っていることが必要だ。FoHFにいれば、優良なヘッジファンドと出会える機会を失う可能性は高い。一方、投資コンサルタントは、投資に関する助言をできるだけ多くの投資家に与えている。しかし、他人より高いパフォーマンスを上げるには、多くの市場関係者がまだ気付いていない市場の非効率性を見つけることでリターンの増大を図ることだ。その意味では、投資コンサルタントは結局、投資家を邪魔していることになる。WSJ:2008年はヘッジファンドにとって最悪の年だったが、機関投資家は手数料の引き下げを求める発言権を強めると思うか?スウェンセン氏:そうなれば良いが、実際にそうはならないだろう。尋常でなく高いリターンを追及するためならば、喜んで高い手数料を支払うという投資家が存在するからだ。WSJ:あなたの年間報酬は200万ドルということですが、他の基金の運用マネージャーを含めて高すぎるとは思わないか?スウェンセン氏:投資運用業界の報酬額は一般的に言って度を超えている。非営利団体の場合でも、民間セクターほど過剰ではないにせよ、かなり気前がいいことは確かだ。


Dow Jones
12 Jan 2009 22:58 GMT
WSJ(1/13) Yale's Chief Investor Plays It By His Book

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