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米ヘッジファンドのAQRキャピタル、投資信託事業に参入―生き残り賭けて事業多角化

業績悪化に苦しむヘッジファンドが多い中、米ヘッジファンド運用会社AQRキャピタルが、投資信託事業に参入することが明らかとなった。【15日 ウォールストリート・ジャーナル】
米ヘッジファンド大手AQRキャピタル(AQR Capital Management)は、同社初の投資信託となる「AQR Diversified Arbitrage Fund」の販売を16日から開始する。AQRのこの動きは、運用悪化と償還請求の拡大に苦しむヘッジファンド業界を象徴する出来事だ。今後、多くのヘッジファンドが、利益率は低いものの、比較的安定した収入が見込める投資信託事業に参入するとみられている。ある専門家は「ヘッジファンドは生き残りをかけて、事業の多角化を模索するだろう」と指摘する。すでに、JPモルガン・チェース傘下の大手ヘッジファンド運用会社ハイブリッジ・キャピタル(Highbridge Capital Management)は投資信託事業に参入を果たしており、「JP Morgan Highbridge Statistical Market Neutral mutual fund」の運用に当たっている。AQRは運用資産200億ドルのうち、70億ドルをさまざまなアービトラージ戦略やマーケットニュートラル戦略などオルタナティブ投資に配分している。1998年に運用資産10億ドルでスタートしたAQRは、2007年までは毎年堅調なリターンを上げて拡大してきた。しかし、2008年には世界的な金融危機の影響もあり、旗艦ファンド「Absolute Return」のパフォーマンスが急速に落ち込んだ。AQRの「Diversified Arbitrage Fund」は、買収アービトラージや転換社債アービトラージなど複数のアービトラージ戦略を採用する予定。米短期国債3ヶ月もののインデックスをアウトパフォームすることを運用目標としている。レバレッジに関しては、資産額の3分の1を上限として借り入れを行う。同ファンドの信託報酬は1.75%となっている。AQRは、同ファンドが株式や債券、為替相場などの伝統的資産と低い相関性を示すと予想しており、フィナンシャル・アドバイザーからの需要が見込めるとしている。またAQRは、機関投資家向けの海外市場を対象とした合同運用ファンド2本を投資信託に移すことも計画している。対象となるのは、「AQR Global Equity fund」と「AQR International Equity fund」の2本で、手数料はそれぞれ1.20%と1.25%だという。


Dow Jones
15 Jan 2009 23:07 GMT
WSJ(1/16) Fund Track: AQR Takes A Leap Into Mutual Funds

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