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新興市場を専門とするヘッジファンド・マネージャー、アジア新興市場の展望を語る

新興市場を専門とするヘッジファンド・マネージャーが、マレーシアを始めとするアジア新興市場の展望を語った。【17日 ダウ・ジョーンズ】
テンプルトン・アセット(Templeton Asset Management)は、新興市場を投資対象とした主力ファンド「Templeton Emerging Market Fund」などを傘下に置く資産260億ドル規模の運用会社。同社の執行会長、マーク・モビアス(Mark Mobius)氏は、マレーシア市場について、割安な銘柄も存在するため動向には注目しているという。しかし、今後さらに相場が下落する可能性もあり、市場全体としては、本格的に投資配分を高めるには時期尚早だとの見解を示している。マレーシア市場はこれまでのところ、他の新興国ほど相場が下落していない。マレーシア市場のベンチマークであるクアラルンプール総合株価指数(KLCI)の2008年の年間パフォーマンスはマイナス39%と、他の新興国を上回っている。上海の2008年の年間リターンはマイナス65%、インドはマイナス50%超、シンガポールはマイナス49%、タイと香港はともにマイナス48%であった。MSCI新興国株価指数は同年、54%下落した。テンプルトンを率いるモビアス会長は、2009年は新興市場において、相場の低迷と資産価値の下落により、多くの投資機会が到来すると予想。新興国の株式市場は、2010年に景気が回復するのに先立ち、2009年は2008年の下げ幅を取り返す年となるだろうと強気の見解を示した。モビアス会長は、新興国において外貨準備高が積み増しているのに加えて、景気対策として、利下げとマネーサプライの大幅な増加を実施したことにより、今後株式相場が反転する可能性が高いとみているという。相場が反発した場合、最も恩恵を受ける地域は、中国、インド、ブラジル、トルコ、そして南アフリカなどで、セクター別では、ニッケルや金など鉱業株を始めとするコモディティ関連のほか、元々リスクの低い消費財などが有望だという。「コモディティ相場は再び上昇基調に向かうだろう。2008年は前半と後半で両極端な局面となったが、2009年は平均水準へ回帰するとみている」と同会長は語る。先ごろ粉飾決算が発覚したインドIT大手サティヤム・コンピュータ・サービシスについて問われると、同会長は、投資家は常に注意を払う必要があるが、今回の事件を受けてテンプルトンがインドでの投資戦略を変更することはないと語った。テンプルトンはサティヤム株に投資していたことがあるが、事件が発覚する前にすでに売り抜けていたので、損失はまったくないという。サティヤムの株価は、事件発覚後1週間で80%以上急落したが、テンプルトンは同社の株を買い進めるつもりはないと話している。


Dow Jones
17 Jan 2009 07:06 GMT
DJ Templeton Fund: Malaysia On Horizon But Valuations Still High

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