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転換社債アービトラージ戦略のヘッジファンド、2009年も当面は厳しい見通し

転換社債アービトラージ戦略は、2008年にヘッジファンドの戦略別で最も悪い運用成績だったが、今後もしばらく厳しい状況が続くとみられている。【16日 ダウ・ジョーンズ】
転換社債アービトラージ戦略は、転換社債をロングするとともに、同一発行体の株式にショートして、価格の乖離を利用して収益を上げる戦略。本来ならば、損失が限定されているはずの戦略だが、米調査会社ヘッジファンド・リサーチ(HFR)によると、2008年はマイナス35%と、戦略別では最低のリターンとなった。今年に入り、転換社債市場において低迷していたファンドが一掃され、数年来の投資機会が到来していると運用会社は売り込んでいるが、投資家側は依然として慎重な姿勢を崩していない。2008年に転換社債アービトラージ戦略が特に低迷した原因として、運用悪化とは別に、同戦略特有の問題が指摘されている。その1つに、2008年9月のリーマン破綻がある。大手のプライム・ブローカーだったリーマンが破綻した影響で、信用収縮が深刻化したことが、高いレバレッジをかける必要のある転換社債アービトラージ戦略にとって、大きな打撃になった。また、他のプライム・ブローカーもヘッジファンドから資金を引き揚げ始めたため、転換社債アービトラージ戦略のファンドは、借入金を返すために転換社債の投げ売りに追い込まれた。さらには、金融当局による空売り禁止措置も追い討ちをかけた。転換社債アービトラージ戦略の低迷により、転換社債アービトラージ戦略を専門とするファンドはもとより、同戦略を併用するマルチ・ストラテジー戦略のファンドも大きな打撃を受けた。転換社債市場ではここ数年、ヘッジファンドが最大のプレーヤーとして台頭していた。しかし、ヘッジファンドが転換社債市場から撤退するにつれて、従来の買い手が戻りつつあるという。発行体企業が割安となった自社の社債を買い戻しており、また投資信託が割安となった転換社債に関心を示しているという。ただし、難局を切り抜けたヘッジファンドにとっては、買い手の減った転換社債市場は以前に比べ投資機会を見つけやすくなったと言える。シタデル傘下の主力ファンド2本は、転換社債アービトラージ戦略での損失が響き、2008年の年間リターンがマイナス50%超と落ち込んだ。しかし、シタデルは現在、転換社債アービトラージ戦略専門のファンドを新たにローンチすることを検討しているという。


Dow Jones
16 Jan 2009 17:32 GMT =
DJ Convertible Arbitrage Funds Face Skeptics After Horrid Year

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