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米大学教授、議会にヘッジファンドへの監督強化を提言―米上院の参考人質疑で

ハーバード大法学部教授ら学識経験者が21日、上院の参考人質疑の中で、ヘッジファンドに対する監督を強化し、FRBへ金融の監督権限を集中するよう提言した。【21日 ダウ・ジョーンズ】
参考人質疑は、国土安全保障政府問題委員会で行われたもの。ハーバード大学のハウエル・E・ジャクソン(Howell E. Jackson)法学部教授とコネチカット大学のスティーブン・M・ダビドフ(Steven M. Davidoff)法学部教授は、ヘッジファンドとクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場に対する監督権限を一層強化するよう議会に求めた。その上でジャクソン教授は、FRBには、他の金融監督機関がシステミックリスクの問題に取り組まない場合、たとえ権限外でも排他的権限、もしくは、何らかの決定に対する拒否権を行使することを認めるべきだと主張した。FRBの監督対象の拡大について、ジャクソン教授は、銀行以外のヘッジファンドや保険会社、店頭取引のデリバティブ市場にまで拡大すべきだと主張。また、コネチカット大学のスティーブン・M・ダビドフ(Steven M. Davidoff)法学部教授は、基本的にはジャクソン教授の主張を支持したが、銀行への資本注入権限については、FRBの議会からの独立性を確保する観点から、独立した別の機関に委ねるべきだとした。ただ、その機関もFRBの意見に従う必要があると強調している。現在、これらの金融サービス業界が提供する金融商品の大半は規制されておらず、特に、保険会社に対する監督権限は本社所在地の各州が持っているのが実情。この日の参考人質疑は、米会計検査院(GAO)がまとめた金融システミックリスクに関する報告書を精査する目的で開かれた。GAOは報告書の中で、具体的な方策を示すことは避けたものの、金融危機の再発を防止するためには、個々の金融監督機関がバラバラに取り組んでいる時代遅れの規制構造を是正すべきだとし、議会が取り組むべき問題の所在を明らかにしている。両教授ともに、省庁間の縄張り争い避けるためにも、FRBに対する権限拡大を主張すべきだとしている。その上で、CDS市場の監督について、証券取引委員会(SEC)と全米商品先物取引委員会(CFTC)が主導権争いを展開していると指摘した。ジャクソン教授は、「数十年前に作られた狭苦しい管轄権ではなく、FRBには金融サービス産業全体を監督する無制限の権限が与えられるべきだ。それは金融リスクが顕在化する前に金融システミックリスクの元凶を特定、是正する権限だ」と述べている。


Dow Jones
21 Jan 2009 22:06 GMT
DJ UPDATE: Law Professors Think Fed Should Monitor Systemic Risk

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