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米ヘッジファンド運用会社のロンドン事業所、業績不振の影響で縮小・撤退相次ぐ

この10年、多くの米ヘッジファンド運用会社がロンドン進出を果たしてきたが、最近は事業の縮小・撤退を余儀なくされる事例が相次いでいる。【26日 ウォールストリート・ジャーナル】
ロンドンは近年、世界でもニューヨークに次ぐヘッジファンドの拠点となり、ロンドンに事業所を設けているヘッジファンド運用会社は400社以上あるとみられている。しかし、2008年は多くのヘッジファンドが業績悪化と投資家からの償還請求に苦しみ、厳しい1年となった。そのため最近、経費削減の一環として、ロンドンでの事業規模を縮小する米ヘッジファンドが急増している。英ヘッジファンド顧問会社IMSコンサルティング(IMS Consulting)によると、ここ数ヶ月で米ヘッジファンド運用会社の少なくとも10数社がロンドン事業所を完全には閉鎖した。また一部大手ヘッジファンドにおいても、人員削減や事業規模の縮小を図っているという。例えば、米ヘッジファンドのマグネター・キャピタル(Magnetar Capital)は2007年にサブプライム・ローン関連の取引で大きなリターンを上げたことで有名だが、最近になってロンドンのリスク・アービトラージ・チームを閉鎖して4名のポストを削減したことが同社の広報担当者の話で明らかになっている。またニューヨークを拠点とするアティカス・キャピタル(Atticus Capital)も、すでにロンドン事業所において人員削減を実施しているという。しかし、多くの米ヘッジファンドがロンドンから撤退しているこの時期において、著名投資家ジョージ・ソロス氏率いるソロス・ファンドが今週、ロンドンに事業所を開設することが判明した。ポンドが数年ぶりの低水準に急落しているこの時期にソロス氏がロンドンに進出することに対して、皮肉めいたものを感じる人も少なくない。ソロス氏は1992年のいわゆるポンド危機の際に、ポンドを大量に空売りして10億ドル以上の利益を得た。またその結果、イギリス政府は最終的に、ユーロの前身である欧州為替相場メカニズムから撤退することを余儀なくされた。


Dow Jones
26 Jan 2009 00:07 GMT
WSJ(1/26) News And Insights From London's Financial Center



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