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英議会が著名ヘッジファンド・マネージャーを召喚―厳しい批判相次ぐ

金融危機の再燃が危ぶまれている英国において、下院財務委員会は27日、複数の著名ヘッジファンド・マネージャーを召喚した。【27日 ウォールストリート・ジャーナル】
英政府が銀行救済策第2弾を発表して間もない27日、英下院財務委員会は著名ヘッジファンド・マネージャー各氏を召喚した。召喚に応じたのは、チルドレンズ・インベストメント(The Children's Investment Fund Management)の代表、クリストファー・ホーン氏、マーシャル・ウェイス(Marshall Wace)の共同創業者、ポール・マーシャル氏、そしてブラックロックの幹部、ダグラス・ショー氏など。同委員会では、ヘッジファンドが金融危機に及ぼしている影響などに関して1時間以上に渡って質疑が繰り広げられ、ヘッジファンドに対して一層の情報開示が求められ、業界の自主規制に対して効果を疑問視する声が上がった。ジョン・マクフォール委員長は「金融機関に注入する納税者の血税を少しも無駄にしてはならないこの時期に、ヘッジファンドは一般市民の感情を逆なでするような手法で大金を稼いでいるという意見がある」と批判した。こうした批判に対して各ヘッジファンド・マネージャーは、一様に同じ趣旨で反論。ブラックロックのショー氏は「確かに一部ヘッジファンドは、銀行銘柄の株価下落を予想し、空売りを仕掛けて利益を得たかもしれない。しかし、それが株価の下落をもたらしたわけではない」と発言した。各マネージャーは、金融危機によって自社が被っている損失規模を公表した。TCIのホーン氏とマーシャル・ウェイスのマーシャル氏は、両社ともに1年前には運用資産が約150億ドルあったが、現在それぞれ95億ドルと66億ドルにまで急減したと証言。また、英ヘッジファンド業界が自主規制のために昨年創設した業界団体、ヘッジファンド基準審議会(HFSB)については、議員側から、ロンドンを拠点とするヘッジファンド運用会社がおよそ400社あるにもかかわらず、HFSBの加入しているのは設立当初の14社のほかには20社しか加入していないと厳しい声が上がった。これに対してマーシャル氏は、基準を設定することは困難である上、加入している運用会社の運用資産を合計すると、英ヘッジファンド業界全体の半分以上の規模となると反論した。


Dow Jones
27 Jan 2009 22:42 GMT
WSJ(1/28) UK Parliament Grills Hedge-Fund Heads



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