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米ヘッジファンドのエリオット、著名弁護士による手形詐欺事件の被害に

米ヘッジファンド運用会社のエリオット・マネジメントが、著名弁護士が起こしたとされる詐欺事件の被害に遭っていたことが複数のメディアの報道でわかった。
ポール・シンガー(Paul Singer)氏が率いるヘッジファンド運用会社エリオット・マネジメント(Elliott Management)は、ニューヨークの弁護士マーク・ドレイアー(Marc Dreier)氏が起こしたとされる詐欺事件の影響で損失を負っていたことを顧客に伝えた。エリオットの旗艦ファンドである「Elliott Associates」は、2008年10月にドレイアー容疑者から約束手形を購入していた。被害規模はファンドの資産額の1%未満だという。このファンドは第4四半期の運用成績が9.2%のマイナスとなり、四半期ベースでは過去最悪の結果となった。また、米ヘッジファンドのイートン・パーク・キャピタル(Eton Park Capital Management)も、運用資産全体の1%未満をドレイアー氏に対して融資していたが、評価損を計上している。ドレイアー容疑者は自身の名を付けた法律事務所をニューヨークにて経営していた。ヘッジファンドなどに対して、不動産業者が発行したという架空の約束手形を売却し、1億ドル以上の資金を騙し取ろうとしたもよう。ドレイアー容疑者は、カナダのオンタリオ教員年金基金の弁護士に成りすまし、架空の不動産取引を通じて、フォートレス・インベストメント・グループ(Fortress Investment Group)から数千万ドルを手に入れようとした疑いで2008年12月に逮捕されている。ドレイアー容疑者は、有罪となれば最長で20年間の拘禁刑が課せられる可能性がある。

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