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豪州のヘッジファンド運用成績、08年のリターンは株価指数を上回る―調査

豪州で事業展開しているヘッジファンドなどの絶対リターン型ファンドは、2008年のパフォーマンスがベンチマーク指数を大きく上回ったことが豪調査会社の調べで分かった。
これは豪調査会社オーストラリアン・ファンド・モニターズ(AFM)が27日に明らかにしたもの。同社は豪州で事業展開している国内外の絶対リターン型ファンド(ヘッジファンドとオルタナティブ投資を含む)を対象に調査を行った。その中でAFMは、ヘッジファンドに対して、風当たりが厳しくなっているが、実際のところ、豪州の株式指標となるASX200指数など主要ベンチマークに比べて、ヘッジファンドの運用成績は高いという点は見落とされていると指摘する。AFMでは、豪州の絶対リターン型ファンドの運用成績をトレースするファンド・モニターズ指数(Fund Monitors Index)を集計しているが、同指数を構成するファンドの88%が、ASX200指数を上回っており、そのうちの25%が、2008年のリターンがプラスとなったとしている。また、AFMは調査結果の中で、過去5年間の絶対リターン型ファンドのパフォーマンスは、途中、株式市場が強気相場だった時期に株式指標のリターンを下回ったことがあったものの、全体的には株価指標を上回っていると指摘。したがって、株価下落の中で投資家の資産を守れたのは絶対リターン型ファンドだったと強調している。豪州ファンド業界の中でも、伝統的な株式ロング・オンリー戦略型のファンドは、成績の悪化が目立った。調査会社マーサー(Mercer)によると、株式ロング・オンリー戦略型のファンドは、最も好成績だったファンドであっても2008年のリターンはマイナス26%で、調査対象ファンド全体の中央値はマイナス36.6%だった。これに対し、AFMヘッジファンド指数を構成するヘッジファンド(200本以上)の73.8%は、最も好成績の株式ロング・オンリー戦略ファンドのリターンよりパフォーマンスが高かった。また、全体の66.5%のヘッジファンドが、平均的な株式ロング・オンリー戦略ファンドのリターンを上回っている。2008年のAFM株式ファンド指数はマイナス20.07%となり、株式戦略型のファンドは大幅なマイナスとなった。一方、株価指数や個別株の先物やオプションで運用するボラティリティ戦略(プラス14.2%)や、コモディティ(同10.89%)、為替(同5.25%)、マネージド・フューチャーズ(同7・93%)、グローバル・マクロ(同5.21%)などは、いずれもプラス・リターンを記録した。その他、株式以外の戦略のパフォーマンスをまとめたファンド指数はマイナス14.93%にとどまった。また、130/30戦略(130%のロングポジションと同時に30%のショートを取る戦略)と不動産戦略のみ、ASX200株価指数のリターンを下回っている。豪州ファンド業界の2008年のパフォーマンスを踏まえて、AFMは、ヘッジファンドに対してはリスクの高い投資という見方が一般的だが、そうした見方は一部のヘッジファンドのみに限定されるものだと指摘している。

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