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著名投資家ポールソン氏率いるヘッジファンドの欧州部門、前会計年度は利益が10倍に拡大

著名投資家ジョン・ポールソン氏率いるヘッジファンドの欧州部門は、2008年3月末までの会計年度において、利益が10倍に拡大していたことが判明した。【29日 ダウ・ジョーンズ】
英会社登記所が公表した財務諸表によると、ロンドンを拠点とするポールソン・ヨーロッパ(Paulson Europe)は、2007年3月末日までの1年間では利益が350万ポンドであったが、翌年度においては3,710万ポンドと、利益が10倍超に拡大していた。ポールソン・ヨーロッパの利益の拡大は、報酬による収益増加を反映したもの。親会社である米ポールソン(Paulson & Co.)のファンドの運用に貢献したことにより、報酬による収益は400万ポンド弱から4,000万ポンド超に増加。さらに、ポールソン・ヨーロッパは5名分の人件費260万ポンドを除けば、殆ど支出が発生していない。ポールソン・ヨーロッパの利益は、共同経営者4名に分配される見込み。最も分配されるのは米親会社の創業者であるポールソン氏で、3,100万ポンド。残りの500万ポンド超は、他の共同経営者に分配される。ポールソン・ヨーロッパの利益が拡大した背景には、2008年3月までの1年間に親会社の米ポールソン傘下のファンド「Credit Opportunities fund」がプラス589.62%と驚異的なリターンを上げていたことがある。「Credit Opportunities fund」はサブプライム関連証券でのショート戦略により、この期間に運用資産が5億ドルから35億ドルへと急拡大し、1本のヘッジファンドとしては最大級のリターンをあげたと見られている。2008年通期において、プラス・リターンを上げたヘッジファンドは1割ほどしかないが、ポールソンはそのうちの1つとみられている。ポールソンは2008年においても、英金融当局が金融株に対する空売り禁止措置が導入される前にとっていたショート・ポジションでリターンを確保している。空売り禁止措置が解除された1月中旬までの4ヶ月間でポールソンは、英銀大手のバークレイズ、ロイズTSB、HBOS、そしてロイヤルバンク・オブ・スコットランド(RBS)に対する空売りで、3.94億ポンドのリターンを上げている。


Dow Jones
29 Jan 2009 13:23 GMT
DJ Financial News: Four Share GBP37M As Hedge Fund's Pft Surges



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