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プライベート・エクイティ業界、今後一層厳しい見通し―ダボス会議

プライベート・エクイティ(PE)業界は今後、一層厳しい局面となる可能性があるものの、投資機会は数多く残されていると専門家はみている。【30日 ダウ・ジョーンズ】
米PE投資会社コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR:Kohlberg Kravis Roberts & Co)の共同創業者、ヘンリー・クラビス氏は30日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席。「PE業界はまだ死体とはなっていない。依然として多くの投資機会は残されており、信用収縮の進む現在でも投資活動を継続させることは可能だ」と語った。一方でクラビス氏は、PE業界は金融危機の影響で資金調達において銀行に頼ることができなくなっており、今後一層厳しい局面に入るだろうとつけ加えた。政府系ファンド(SWF)や年金基金が新たな投資家になる可能性もある。だが、スイスのPE投資会社アドベック(Adveq)の幹部、ブルーノ・ラシュレ氏は、PE市場は出口戦略(イグジット)の殆ど見えない状況となっており、投資した資金は長い間塩漬け状態になるだろうと指摘している。また、ラシュレ氏は、PEファンドは戦略の見直しを迫られているとの見解を示し、「新たな人材が必要となるだろう。現状維持やコスト削減に留まらない人材が求められている」とつけ加えた。ラシュレ氏によると、PEファンドが生き残るためには3つの点が鍵となるという。それは、投資案件の選別、投資先企業への貢献、そして拙速な出口戦略を求めないことだという。IPO(新規株式公開)や企業の売却は、PE投資における出口戦略の選択肢として挙げられるが、流動性の枯渇とリスク回避傾向が進む中で、今後の見通しは一層厳しくなるとみられている。しかしラシュレ氏は、特にハイテク関連のベンチャー・キャピタルや新興市場の小型株を中心に、PE市場には有望な収益機会がまだあるとの見通しを示した。


Dow Jones
30 Jan 2009 18:21 GMT =
DJ DAVOS: Private Equity Is Still Alive, But It's Getting Tough



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