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米ヘッジファンドのバレストラ、独自路線で金融危機の最中でも驚異的なリターン

米ヘッジファンド運用会社バレストラ・キャピタルは、金融危機の最中においても驚異的なリターンを上げているが、同業他社とは異なる独自路線を採っている。【28日 ダウ・ジョーンズ】
グローバル・マクロ戦略のヘッジファンド運用会社バレストラ・キャピタル(Balestra Capital Partners:運用資産10億ドル)は、同業他社が混迷を深める中、2007年はプラス200%、2008年もプラス46%と驚異的なリターンを達成した。同社は多くの点で同業他社とは異なった方針をとっている。レバレッジもあまりかけず、業界における通説も鵜呑みにせず、また運用に関する情報開示も徹底している。バレストラの共同経営者であるマシュー・ラケット(Matthew Luckett)氏はダウ・ジョーンズとのインタビューにおいて「我々は世界の動きを常に大きな流れで検証しており、また他社と比べて少々コントラリアン(逆張り)の傾向が強く、他社と異なる方針で運用している」と語った。またラケット氏は「我々は多くのヘッジファンドと異なり、秘密主義の方針をとっていない。投資家からポートフォリオについて問い合わせがあれば、すぐにポートフォリオの全容に関する資料をメールで送るようにしている」とつけ加えた。また、ヘッジファンドには米金融当局の証券取引委員会(SEC)に登録する義務は無いものの、バレストラは自主的に登録している。バレストラはここ数年、独自路線でリターンを上げてきたが、今後も同様の方針を継続するとしている。ラケット氏は、2009年後半には緩やかな景気回復が始まる可能性があるとする米当局の見解に対しては懐疑的だと語った。バレストラの為替における投資戦略を検証すると、同社の運用がコントラリアンで、またリスク回避を最優先としていることが明確にわかる。為替相場における通説では、ある通貨の価値が上がれば、相対する通貨の価値は下がるというものだ。しかしバレストラは、現在世界各国が雇用創出と景気対策の一環として市場に資金を大量に供給しているので、すべての通貨の価値が下落する可能性があると予想。そのためラケット氏は「金を始めとする実物資産に対してさまざまな投資手法を通じてロングしている」と語った。またバレストラは年末における投資家からの償還請求も他社と比べて格段に少なかった。これはバレストラがポートフォリオにおいて常に高い流動性を確保しているためだと見られている。ラケット氏は「当社のポートフォリオの90%の資産は1時間で現金化が可能だ。残りの10%も1日もあれば現金化できる。とにかく、投資家の資産保全を何よりも優先している」と語った。


Dow Jones
28 Jan 2009 12:40 GMT =
DJ Balestra Goes Against Grain Among Hedge Funds; Reaps Gains



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