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FoHFs、米年金基金からの需要拡大(Part1)

昨年のヘッジファンドの破綻や損失計上を背景に、米国の年金基金がヘッジファンドに対する直接投資に警戒感を強めている。欧州のファンド・オブ・ヘッジファンズ(FoHFs)は、米年金基金からの需要増加を受けファンドの運用を強化している。
スイスのヘッジファンド運用会社GAMは、2年前に米国の機関投資家向けFoHFsをローンチ。昨年11月には南カロライナ年金基金と7億5,000万ドルの運用委託契約を結び、1年間で20の顧客から運用委託を受けた。英マングループ傘下のマン・インベストメントは、米国事務所の職員を増加させている。また、スイスのファンド運用会社ゴテックスは先月、米国での投資担当責任者をメリル・リンチに指名。米国の資産運用会社レッグ・メイソンのヘッジファンド部門、パーマルグループも人事採用を行った。調査会社ヘッジファンド・リサーチによると、同社の公表しているFoHFsインデックスは、ここ3年ほどシングルマネージャー・ヘッジファンド・インデックスよりも年率換算で0.4%から2.5%ほど低い。しかし、FoHFsの運用会社は、リスク分散とヘッジファンドの選定に優れているため、運用コストやパフォーマンスが劣るのは当たり前だと反論する。ボストン・グローブ紙の記事によれば、マサチューセッツ州の年金制度であるマサチューセッツ州年金基金投資管理委員会は、2つのヘッジファンドによる運用失敗で総額8,000万ドルの損失を計上した。サンディエゴ郡公務員退職年金組合は、ヘッジファンドのアマランス破綻により被った1億2,700万ドルの損害賠償をめぐって訴訟を起こしている。プリンストン大学投資会社の社長アンドリュー・ゴールデン氏は、大学の基金140億ドルの投資を行っている。同氏は3月に開かれた米議会の公聴会にて、基金運用者は、資産を未経験分野へ投資させるべきではないと述べた。また、同氏は「このルールを破った人間に対しては同情も、当局からの追加援助も必要ない。重要な規則違反を犯した人間は損害賠償請求か、告発されるべきだ」と加えた。(Part2に続く)



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