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米CFTC、ポンジー・スキームの詐欺容疑でヘッジファンド・マネージャーを民事提訴

全米商品先物取引委員会(CFTC)は10日、オクラマハマ州のヘッジファンド・マネージャーを、ポンジー・スキームによる詐欺の疑いで民事提訴したと発表した。【10日 ダウ・ジョーンズ】
CFTCが、ねずみ講的詐欺であるポンジー・スキーム(Ponzi scheme)に絡む事件で民事訴訟を起こすのは、今年に入って6件目となる。2008年に元ナスダック会長のバーナード・メードフ氏が起こした大規模な詐欺疑惑でもポンジー・スキームが利用された。訴えられたのは、ヘッジファンド運用会社フィディピデス・キャピタル・マネジメント(Phidippides Capital Management)と同社の代表を務めるマーク・S・トリンブル(Mark S. Trimble)氏、さらに、同氏が運用するヘッジファンド「Phidippides Capital」となっている。訴状によると、トリンブル氏は、コモディティ投資の名目で約60人の投資家から計3,400万ドルの資金を集めた。2007年以降に、架空の取引口座の明細書を発行し、数百万ドルの売買損失を隠ぺいし、架空の運用利益を投資家に分配していた疑いがかけられている。CFTCは9日夕、オクラホマ州西部地区連邦地裁に民事訴訟を起こしたが、トリンブル氏に対する刑事訴追の有無に関しては明らかになっていない。また、訴状によると、トリンブル氏は取引仲介業者であるMFグローバルとの取引に使うために複数の口座を開設していた。オクラホマ州西部地区連邦地検が1月にMFグローバルに対して、2,910万ドルの残高が記されたトリンブル氏の取引口座の明細書を送ったところ、その数日後にトリンブル氏は、MFグローバルの会計担当者や友人、家族に電子メールを送り、取引残高について虚偽の報告をしていたことを告白したという。その電子メールの中で、トリンブル氏は、「虚偽の会計報告を行ったのは、自分の正直な状態を受け入れることが出来ず、皆さんと面と向かって、2008年第4四半期に年初来の利益のすべてを失ったとは言えなかったからだ」と述べている。今後、CFTCでは、トリンブル氏の財産を凍結し、民事罰と不正利得の没収、投資家への損害賠償、差し止めによる救済措置を求めていくとしている。CFTCの執行部門のスティーブ・J・オビー(Stephen J. Obie)氏は、「今後、ポンジー・スキームが25%ほど増加すると見て警戒している」という。また、同氏は、ポンジー・スキームは新しい投資家から資金が入ってこなくなれば、既存の投資家に利益を還元できなくなるため、今のような厳しい金融環境下ではポンジー・スキームが破たんして表面化するケースが増えてくる、と指摘している。


Dow Jones
10 Feb 2009 17:14 GMT
DJ UPDATE: US CFTC Accuses Okla Man Of Running $34M Ponzi Scheme



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