トップ >  ヘッジファンド連合、英不動産大手カントリーワイドの経営権取得を求めて交渉中

ヘッジファンド連合、英不動産大手カントリーワイドの経営権取得を求めて交渉中

ディストレスト債投資を専門とするヘッジファンド連合が、英不動産大手カントリーワイドの経営権取得に向けて交渉中であることが明らかになった。【17日 ダウ・ジョーンズ】
カントリーワイドは2007年に米プライベート・エクイティ(PE)投資会社アポロ・マネジメント(Apollo Management)が10.5億ポンドで買収することに合意し上場廃止となった。今回、アポロを含めた投資ファンド連合が、カントリーワイドに新たに出資して経営権を取得する方向で動いている。投資ファンド連合には、アポロのほか、ディストレスト債への投資を専門とする米投資会社オークツリー(Oaktree Capital Management)やアルケミー(Alchemy Special Opportunities)、そしてヘッジファンドのポリゴン(Polygon)が加わっている。提案された再建案では、投資連合は、再建後のカントリーワイド株60%の取得を条件に新たに7,500万ポンドの資本注入を行なうという。カントリーワイドの親会社キャッスル・ホールドコ4(Castle Holdco 4)が17日明らかにした。カントリーワイドが現在保有している債券は、担保付債券4.75億ポンド、低格付けの無担保債券1.7億ポンド、そしてリボルビング・クレジット・ファシリティ(限度額を設定する貸付)1億ポンドの3種類で、総額7.45億ポンドに上る。投資ファンド連合の再建案では1.75億ポンドに圧縮される予定。リボルビング・クレジット・ファシリティの貸し手には全額返済を行うという。アポロがカントリーワイドを買収したのは2007年5月で、当時は企業買収ブームの真っ只中であり、10年に及ぶ英不動産バブルが終焉を迎える直前のことであった。キャッスル・ホールドコは17日、カントリーワイドが住宅価格の下落と住宅ローン貸付の急減から深刻な経営難に陥っていると説明した。同社によると、カントリーワイド単独では7.45億ポンドもの債務を弁済することはできず、バランスシートの抜本的な見直しを行わなければ経営の存続は不可能だという。アポロが当初買収したカントリーワイドの株式は今後清算される予定だが、アポロは再建後の同社株を取得する見通し。再建計画は、負債の圧縮を従来の規定による債権者の100%ではなく、75%の同意で可能とする法的手続きに基づいて行なう予定。法的手続きは3月に高等裁判所に申し立てされるという。キャッスル・ホールドコは現在、担保付債券保有者の56.7%、また無担保債券保有者の53.9%が再建案に同意していると説明。再建案では、担保付債券の保有者は、現在の債権を放棄する代わりに、再建後のカントリーワイド株を35%取得するほか、新規で発行する担保付債券を1.75億ポンド取得するという。無担保債券の保有者は、再建後の株式5%を取得するのみとなる。法的手続きは3月に高等裁判所に申し立てされるという。


Dow Jones
17 Feb 2009 18:10 GMT =
DJ Distressed-Debt Investors Seek Control Of UK's Countrywide



ヘッジファンド連合、英不動産大手カントリーワイドの経営権取得を求めて交渉中に関連する記事

2009年02月の記事一覧です。

年月別ヘッジファンド情報

ヘッジファンドに投資するならヘッジファンドダイレクト株式会社

HF報酬ランキング テッパー氏が2年連続3度目

デビッド・テッパー

ヘッジファンドマネージャーの2013年の報酬ランキングが発表され、1位はアパルーサ・マネジメントのデビッド・テッパー氏となった。報酬額・・・

ノーベル財団の資産運用は株からヘッジファンドへ

大村智

ノーベル賞賞金の出所であるノーベル財団の資産運用が2013年に引き続き2014年も15.8%と好調である。ヘッジファンド比率を大幅に増…

HSBC脱税ほう助は、ただの香港経由スイス移し?

英の富裕層向け金融大手HSBC

英金融大手HSBCが富裕層顧客の巨額の脱税をほう助していた情報がICIJの調査によって明らかにされた。スイス部門が200か国以上…

高岡壮一郎(ヘッジファンドダイレクト代表)著「富裕層のNo.1投資戦略」|総合法令出版

RSS情報 RSS feed


フォローする Twitterでフォローする