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米プライベート・エクイティ大手ブラックストーン、インフラ・ファンド事業に参入

米プライベート・エクイティ大手のブラックストーンは、オバマ政権が景気刺激策を打ち出すのと時を同じくしてインフラ・ファンド事業に参入する。【19日 ダウ・ジョーンズ】
プライベート・エクイティ(PE)業界の投資環境は低迷しており、投資家が満足するようなリターンを達成することが出来ない状況で、ブラックストーンもその例外ではない。ブラックストーンは現在、比較的地味ではあるが、より確実な利益が狙えるインフラストラクチャーへ投資するファンドを準備している。資金調達の目標額は20-30億ドルとなっているが、これは容易なことではない。調査会社プレキンの調べによると、現在84本のインフラ・ファンドが存在しており、総額906億ドルのコミットメント(投資確約)獲得を目指しているという。そのなかには、大型インフラ専門のマッコーリー・ファンズ・グループや、GSインフラストラクチャー・インベストメント・グループなどがある。同じくPE大手のコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)も同様に初のインフラ・ファンドを準備しており、50億ドルの調達を目指している。プレキンの試算によると、インフラ業界への投資を求める資金は、総額で1,300億ドルにまで達するという。オバマ政権が高速道路、橋、鉄道などのインフラ整備に1,500億ドルを拠出する計画を明らかにしたことで、インフラ・ファンドが成功する可能性は高まっているが、さらに大型の公的年金基金もこの分野の投資に積極的な姿勢を見せている。世界最大の公的年金カルパース(米カリフォルニア州職員退職年金基金)は、新政権との間でインフラ整備に共同で取り組む計画を協議している。カルパースは運用資産全体(1,800億ドル)の約1.5%をインフラ投資に当てることを目標にしており、インフラ・ファンドにもある程度配分することが予想される。インフラ投資の場合でもリターンには幅があり、専門家によると政府が多くのリスクを負うPPP(官民パートナーシップ)では1ケタ台、水資源、ガス、電力などの規制対象インフラの場合は10%以上となっている。従来のバイアウト投資会社は最大30%ものリターンを目標としており、利益を増大させるために借り入れによるレバレッジを使っていた。しかし現在はレバレッジを効かせるための借り入れが難しくなっているため、ブラックストーンやKKR以外のPE投資会社がインフラ・セクターに参入しても不思議ではない。


Dow Jones
19 Feb 2009 16:21 GMT =
DJ FOCUS:Blackstone Infrastructure Bid In Step With US Stimulus



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