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米PE投資会社サン・キャピタル、日本事務所を閉鎖―PE会社の日本撤退は2003年以来初

米プライベート・エクイティ(PE)投資会社サン・キャピタル・パートナーズは、日本事務所を閉鎖する意向であることを明らかにした。【18日 ウォールストリート・ジャーナル】
金融危機の最中、サン・キャピタル(Sun Capital Partners)は、大手PE投資会社の中でいち早く世界第2位の経済大国から撤退することになった。PE投資会社は全般的に日本市場への参入に苦労している。日本では、非中核事業の売却対する複合企業の腰が重く、経営者も運用会社に負債を負わせることに慎重である。米調査会社ディーロジック(Dealogic)によると、2008年における日本市場のPEの案件数は、米国のわずか10分の1に過ぎなかったという。金融危機により、世界的にPE事業が厳しい局面に立たされている。日本におけるPE投資会社による企業買収額は、2007年には112億ドルあったが、2008年には前年比42%減の65億ドルにまで落ち込んだ。サン・キャピタルは2007年2月に東京を拠点として日本事務所を設立。現在、東京の事務所には8名が籍を置いている。同社の日本事務所は、産業を問わず、売上高50億円から5,000億円の企業を対象としてきた。2007年にはフルーツゼリー製造会社「たらみ」を買収した。サン・キャピタルのスポークスマンは、今回の決定に際して「日本事務所を存続させる経済的合理性がなくなった」と語っている。投資家宛ての書簡によると、サン・キャピタルは、現下の経済環境においては、日本市場の案件を査定する資金的負担が大きすぎると説明している。金融危機の最中においても日本から撤退する外資系の金融機関は殆どない。再び参入するのは難しいと予想されるからだ。大手PE投資会社が日本から撤退したのは、PE投資が落ち込んでいた2003年の英3 iグループ(3i Group)にまでさかのぼる。現状は、ヘッジファンドが撤退するケースのほうが多く、例えば、米ヘッジファンド大手シタデル(Citadel Investment Group)は12月にアジア市場から撤退している。同社ウェブサイトによると、サン・キャピタルは、運用資産額およそ100億ドルを有しており、フロリダ州ボーカラトーン、ロサンジェルス、そしてニューヨークに事務所を構えている。


Dow Jones
18 Feb 2009 19:39 GMT
WSJA(2/19) Sun Capital Says It Will Shutter Its Tokyo Office



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