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プライベート・エクイティの英テラ・ファーマ、CEOが投資家の投資枠を買い上げ

機関投資家が投資資金不足に苦しむなか、プライベート・エクイティ投資会社テラ・ファーマが顧客の投資枠を買い上げていたことが明らかになった。【23日 ダウ・ジョーンズ】
関係者の話によると、プライベート・エクイティ(PE)投資会社テラ・ファーマ・キャピタル・パートナーズ(Terra Firma Capital Partners)のガイ・ハンズ(Guy Hands)最高経営責任者(CEO)が、3名の投資家から投資確約枠(コミットメント)を買い上げたという。このファンド「Terra Capital Partners III」は54億ユーロ規模のファンドで、ファンドの投資家は170名だという。このうちハンズ氏が買い上げたのは2,500万ユーロ相当の投資枠で、ハンズ氏は現在このファンドの投資枠のうち2億ユーロ相当を保有している。ハンズ氏が支払った金額は不明だが、価格はゼロに近いとフィナンシャル・タイムズは報じている。投資家は保有資産の価値下落に苦しんでいるが、それがプライベート・エクイティ投資会社にも影響を及ぼしている。市場の急落によって株式や債券の資産価値が毀損しているだけでなく、PE投資では資産価値に評価損が発生し、ヘッジファンドは過去最悪の運用成績を残すなど、オルタナティブ投資でも低迷が続いている。直近の数ヶ月間で、PE投資の英ペルミラ、英キャンドバー、米大手TPGが、投資家がコミットメントを縮小することを容認しているが、ファンドの規模が縮小する結果となっている。テラ・ファーマの場合は、ハンズ氏が不足分を補うことになる。ハンズ氏がこうした決定を下した根拠として、買収ファンド業界の先行きは明るいという見通しを持っているのか、あるいは、投資先に懸念を抱いているのか、2通りの可能性が考えられる。なお、テラ・ファーマが2007年に62億ドルを支払って買収した英音楽大手EMIは今月初め、同社会計年度の上半期決算として1.55億ポンドの赤字を計上している。EMIは「Terra Capital Partners III」にとって過去最大の投資先となっている。


Dow Jones
23 Feb 2009 15:03 GMT =
DJ UPDATE: Hands Buys Out Investors In Unusual Twist - Source



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