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【ヘッジファンドクルーク】今週の注目ニュース

週前半は、証券会社や銀行などがヘッジファンドに対する信用供与枠を縮小しているとのニュースを米紙ウォールストリート・ジャーナルが報じた。
ここ数年間は、ヘッジファンドからプライム・ブローカレッジ業務の委託をめぐり熾烈な争いが繰り広げられてきたが、現在は全く逆の状況が起きている。プライム・ブローカーは、ヘッジファンドに対する格付けを行い、今回の金融危機を生き残る可能性が高いファンドと、そうでないファンドに峻別している。低い評価を受けたヘッジファンドは、金融機関からの資金調達が困難なり、合併や清算に迫られる危険性が高まると言われている。週半ばには、2008年第4四半期における大手ヘッジファンド各社の保有株式に関する情報が開示された。これは、フォーム13Fに従ったもので、米国において、1億ドル以上を投資する全ての機関投資家は、四半期ごとに、保有する株式を指定の様式に従いSECに報告する義務を有している。開示情報から明らかになったことは、株式市場が大きく下落する中で、保有銘柄を維持したヘッジファンドや、大部分を現金化し、投資からの償還や資産価値の下落を避ける慎重なヘッジファンドとまちまちだった。著名ヘッジファンド・マネージャーのジョージソロス率いるソロス・ファンドは、保有銘柄数を維持し、時価総額が増加した数少ないヘッジファンドとなった。週後半は、ヘッジファンドが運用手数料の引き下げに晒されるとの調査結果が示された。米コンサルティング会社マーサーの調査によると、2008年の資産運用手数料は、ほぼすべての資産クラス(投資先の種類)にわたって安定的に推移したが、2009年は、特にヘッジファンドやファンド・オ ブ・ヘッジファンズ(FoHF)が運用しているオルタナティブ投資運用商品の手数料が引き下げられるとの見通しを示しているすでに、大手ヘッジファンドの中には、償還停止と引き換えに条手数料引下げを実施している。
23日
金融機関のヘッジファンド向けの融資縮小により、ヘッジファンド業界の淘汰に拍車24日
ヘッジファンド各社、08年第4四半期における保有株式の明細を開示(前編)25日
ヘッジファンド各社、08年第4四半期における保有株式の明細を開示(後編)26日
ヘッジファンドの運用手数料、2009年は引き下げ圧力強まる―米マーサー調査27日
米ヘッジファンド大手シタデルの敏腕トレーダー、マリシェフ氏が退社
◆来週の注目ニュース
ここ数週間は、パフォーマンスの悪化やファンド閉鎖のニュースが続いた。しかし、投資家の手元資金を呼び戻そうとするヘッジファンドが、新たなファンドのローンチを始めている。市場が不安定であることは、グローバルマクロやボラティリティ・アービトラージ戦略を採用するヘッジファンドには、魅力的な投資環境のようだ。その一方で、ヘッジファンドに対する規制強化の波が加速し、欧州主要国を筆頭に米国の一部の州でも当局への登録や情報開示の義務化を図る動きが見られた。



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