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新興市場国投資ヘッジファンド、2008年のパフォーマンスはマイナス37%と過去最悪

新興市場国投資ヘッジファンドは2008年、平均パフォーマンスが過去最悪を記録したことが調査で明らかとなった。【23日 ダウ・ジョーンズ】
米調査会社ヘッジファンド・リサーチ(HFR)が23日に発表した調査によると、新興市場国投資ヘッジファンドは2008年、年末にかけて7ヶ月連続でマイナスを記録し、年間の平均パフォーマンスがマイナス37%と落ち込んだ。ヘッジファンド業界全体ではマイナス21%であった。この数字は、HFRが1990年に計測を開始して以来、新興市場国投資ファンドとしては最大の下げ幅となった。ロシアがデフォルト状態となった1998年でさえ、マイナス33%であった。地域別の結果をみると、ロシア及び東欧投資ファンドの損失が著しく、全体の数字に与えた影響も大きかった。同地域対象のファンドはマイナス57%を記録し、地域別で最も悪い数字となった。専門家は、ロシア及び東欧対象のファンドが特に落ち込んだのは、世界的な金融危機の影響が大きいと指摘している。また、原油価格の急落に加え、健全な財務基盤を持つ金融機関が存在しないことも損失の拡大を後押しした公算が大きいという。他方で、同地域対象のヘッジファンドは過去5年で見ると、依然としてプラス47%を維持しているとHFRは指摘している。HFRによると、2008年第4四半期は、新興市場国投資ヘッジファンドから67億ドルの資金が流出した。新興市場国投資ファンドは、世界全体での運用資産額が670億ドルにまで減少し、ピークの2007年末から43%減少している。HFRのケネス・ハインツ社長は「過去のデータを見ると、新興市場国投資ヘッジファンドは、他のヘッジファンドと比べて周期的な変動が激しいという特徴がある。だが、裏を返せば、下落後に急伸する可能性が高いということだ」と指摘した。地域別で最も下げ幅が小さかったのは、南米を対象としたヘッジファンドでマイナス29%であった。専門家は、南米市場が比較的悪くなかった要因として「2008年の前半まで同地域は非常に楽観的な見通しをしていたことが幸いした。またほとんどの南米諸国は近年、金融と財政の両面からマクロ経済政策を推進していることが功を奏した」と分析する。中東及びアフリカを対象としたヘッジファンドも、2008年はマイナスとなった。しかし、新興市場全体の運用資産全体のうち、同地域に投資するファンドの運用資産規模が占める割合は2002年の0.5%から2%超に拡大している。アジア地域を対象としたヘッジファンドは、2008年にマイナス34%と落ち込んだが、12月にはプラス3%を記録し、地域別で最も良い成績となった。


Dow Jones
23 Feb 2009 17:26 GMT =DJ UPDATE: Emerging-Market Hedge Funds Lose 37% In '08 - Study



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