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伝統的運用とオルタナティブ運用の融合を図る年金基金―リターンへの期待は控えめ

監査、税務、アドバイザリーサービスを提供するKPMGインターナショナルの調査によると、世界の年金基金で、ヘッジファンドやプライベート・エクイティなどのオルタナティブ運用と、伝統的なロングオンリーの運用を生み合わせる動きが高まりつつあるという。
KPMGは世界28カ国で、61の年金基金、239の投資マネージャ、48のファンド管理者に対して調査を行い、オルタナティブ運用への需要が高まりつつあることを明らかにした。オルタナティブ運用への割り当ては、総運用資産の30%程度で、最も多いのが不動産の12%、以下、ストラクチャード・プロダクト8%、ヘッジファンド5%、プライベート・エクイティ4%などとなっている。

しかし、もっとも割り当てが多いのは、今も伝統的な株式や債券などロングオンリーの資産となっている。ロングオンリー型の商品を提供する運用会社は、リスクマネジメントや報告書の提出について、組織的にも洗練されている点も評価されている。

調査によると、リターンに対する年金基金の期待はかなり控えめで、年率で1ケタ台を見込んでいる年金基金が大半だという。11%から13%のリターンを期待する年金基金は5%しかない。この5%には、米国最大の年金基金カルパースも含まれている。

カルパースは、高度な組織力とオルタナティブ運用への大胆な投資を可能なだけの資金力を持っている。オルタナティブ運用と伝統的な運用の融合は今後も続くと見られるが、KMPGでは、十分な経験を積んだ人材の確保が必要と指摘している。ただし、昨今のような市場の低迷は、年金基金に対してオルタナティブ運用を控える傾向があると述べている。



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