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英年金基金大手USS、ヘッジファンドへの投資を拡大する方針を継続

ヘッジファンド業界が低迷する中、英国第2位の年金基金、大学退職年金基金(USS)は、オルタナティブ投資を拡大する中期計画を引き続き継続することを明らかにした。
運用資産額230億ポンド(329億ドル)のUSS(Universities Superannuation Scheme)は2日、オルタナティブ投資部門のヘッジファンド投資チーム「Absolute Return Strategies program」のポートフォリオ・マネージャーとして、ヘッジファンド運用会社キー・アセット(Key Asset Management)出身のエミリー・ポーター氏を起用することを発表した。複数のメディアが報じている。ポーター氏はキー・アセットにおいて、イベント・ドリブン戦略やディストレスト債、そしてマルチ・ストラテジー戦略のファンド・オブ・ファンズ(FoF)部門の投資責任者を務めていた。USSはすでにオルタナティブ資産への投資配分が10%に達しており、英国の年金基金の中でも指折りのオルタナティブ投資に積極的な年金として知られている。ヘッジファンドが運用悪化と資金流出であえぐ中、USSは、オルタナティブ投資を20%にまで拡大することを目指す中期計画を引き続き継続すると表明し、その中核としてヘッジファンドへの投資体制を強化するとしている。USSのオルタナティブ投資部門の責任者、マイケル・パウエル氏は「ヘッジファンド業界に吹き荒れる現在の混乱により、USSのように長期的な展望で動くことができる投資家にとっては、千載一遇の投資機会が到来している」と語った。ヘッジファンド業界では、年金基金のように長期的な展望で運用する保守的な投資家が、今後ヘッジファンドへの投資配分を減らすことへの懸念が高まりつつある。こうした中、USSがヘッジファンドへの投資配分を拡大する方針を継続すると表明したことは、業界全体の希望の光となっている。「Absolute Return Strategies program」は、USSのオルタナティブ投資のおよそ4分の1を占めている。2006年に「Absolute Return Strategies program」を立ち上げて以来、USSはおよそ20億ポンドをオルタナティブ投資に配分しているが、現状ではプライベート・エクイティ(PE)やインフラ関連への投資が中心となっている。

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